暗号資産(仮想通貨)時価総額第2位のイーサリアム(ETH)が14日朝、前日比10%超の伸びを記録し2,100ドルを突破した。この水準を上回ったのは2022年5月のテラ(LUNA)ショック以来、11ヶ月ぶりとなる。
イーサリアムは21年11月に過去最高値(ATH)となる4,800ドル台を記録後、長期的に続落。22年は5月のテラ・ショック、7月の3AC破綻、11月のFTX破綻など、暗号資産(仮想通貨)プロジェクトや関連大手企業の破綻が相次ぎ、深刻な弱気市場に入っていた。
一方、23年は年初の米労働省によるCPI(米消費者物価指数)発表前後から、ビットコイン(BTC)をはじめ主要銘柄が反発。3月には米中堅地銀が相次いで破綻した影響から一時的に落ち込んだものの、直後に回復。直近高値の更新を続ける好パフォーマンスを示していた。
イーサリアムは13日に上海(Shapella)アップグレードを完了し、ステーキング報酬の引き出しが可能になった。また同日、米労働省が3月の卸売物価指数(PPI)を発表。前月比-0.5%と市場予想を下回ったことでインフレ鈍化が確認され、市場に安心感を与えた。イーサリアム高騰の背景として、これらの好要因が挙げられる。
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