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【2023年8月】イーサリアム価格予想|トレンドを決める重要局面近づく

6 mins

ヘッドライン

  • イーサリアム価格は4月、1950ドルの上値抵抗線の上方に乖離した。このエリアを上回るまで、弱気トレンドが続くと予想される
  • 週足チャートのテクニカル分析では下落基調が優勢も、日足チャートのテクニカル分析を見ると反発する可能性も
  • イーサリアム価格が上向きの下値支持線で反発するかどうかで、今後のトレンドの方向性が決まるだろう
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暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の価格は、4月に1950ドルの上値抵抗線(レジスタンスライン)を突破するもダマシに終わり、その後は下落傾向が続いている。週足チャートで見ると弱気トレンドが示唆されるも、日足チャートで見ると今後反発する可能性もある。今後のトレンドを決める重要局面が近づいていると見られている。

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イーサリアム価格、週足チャート分析は弱気トレンド優勢か

週足チャートのテクニカル分析によると、下落基調が続く見通しが強い。主な要因として、4月時点で1950ドルの上値抵抗線を上回るもダマシに終わり、翌週に全値押しを記録したこと(赤丸部分)、その後も下落傾向が続いていることが挙げられる。これは、買い手が上昇の勢いを維持できなかったことを意味する。一般的に全値押しのチャートパターンが出現した場合、相場も弱気トレンドに移行する場合が多い。

イーサリアム価格は7月に入り1950ドルの抵抗線突破を試みるも再び押し返されたことで、弱気トレンドが強化された(赤のアイコン)。この下落基調が続く場合、2022年6月以来機能している下値支持線(サポートライン)の1450ドルに向かい、下値を探る展開となるだろう。仮にイーサリアム価格が1450ドルまで下落した場合、現在価格の約18%減に相当する。

ETH/USDT週足チャート(Trading View

週足チャートを見る限り、弱気トレンドが示唆されるものの、相対力指数(RSI)はやや強気な傾向を示している。週足RSIは現在、明確な方向性を示すことなく、50以上で推移している。これは中立的なトレンドを示唆しているものの、指標が50を上回っていることから強気トレンドに傾いている。

RSI(相対力指数)とは:
暗号通貨が買われすぎか売られすぎかを判断し、市場の過熱感を示すオシレーター系のテクニカル指標。数値は0~100で表され、一般的に50以上で強気トレンド、50以下で弱気トレンドと判断される。

イーサリアム価格予想:下値支持線を試す重要局面近づく

週足チャートでは弱気トレンドが観測されているが、日足チャートで見るとほぼ中立の見通し。イーサリアム価格は22年12月以降、上向きの下値支持線に沿って、上方に推移している。この下値支持線はこれまで何度も試されており、直近では6月15日にも試され、有効に機能した(緑色のアイコン)。この時点の下値支持線は1650ドル付近。

イーサリアム価格は現在、再び下値支持線に接近している。ここで再び反発するかどうかで、今後のトレンドの方向性が決定される重要局面となる。反発した場合、2000ドルの上値抵抗線に向かって9%上昇する可能性があり、ブレイクダウンした場合、1650ドルのサポートエリアに向かい11%下落する可能性が高い。

ETH/USDT日足チャート(Trading View

1950ドルは長期の上値抵抗線としても機能しており、イーサリアム価格の強気トレンドへの反転を確認するには、2000ドルの抵抗線を終値で明確に上回る必要がある。

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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