暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)におけるステーキング量の急増がこのほど観測され、暗号資産取引所における保有量の2倍近くに達した。オンチェーン分析ツールGlassnodeによると現在、イーサリアムのステーキング量は2800万ETHを超える一方、暗号資産取引所の残高は1470万ETHまで減少している。

Glassnodeによると、暗号資産取引所のイーサリアム保有量は2020年下半期をピークに50%以上減少している。オンチェーン分析ツールDune.comによると、ステーキングされているイーサリアム量は総供給量の22%に当たる2610万ETHと、過去最高値を更新。

リキッドステーキング最大手Lido(リド)はETHステーキング量のうち、約32%に相当する849万ETHを記録。大手暗号資産取引所コインベースCoinbaseは全体の8.7%に相当する228万ETHを、Binanceは4.55%に相当する119万ETHをステーキングしている。
イーサリアム価格、前日比4.1%の高騰
イーサリアムのステーキング量急増により、市場供給量は減少を続けていたものの、これまで価格上昇には繋がらなかった。イーサリアムは29日夜に急騰し、11日ぶりに1700ドル台に回復。現在価格は前日比4.1%増の1718ドルとなっているが、これは米証券取引委員会と争っていた暗号資産投資会社グレイスケール・インベストメンツが勝訴したことを受けたものと見られる。イーサリアム価格は2021年11月に記録した4800ドル台と比較し、依然としてピーク比64%減の水準にある。

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