トラスティッド

イーサリアムの新テストネットHolesky、起動失敗の舞台裏

3分
投稿者 Shunsuke Saito
編集 Shigeki Mori

概要

  • イーサリアム・ブロックチェーンは16日、新テストネットHolesky(ホルシキー)のローンチに失敗した
  • ネットワークを生成するためのファイルの1つに設定ミスがあったことが原因で、早ければ1週間後に再度ローンチを実施する予定
  • Holeskyテストネットのローンチ延期にもかかわらずETH価格は目立った影響を受けず、現在価格は前日比0.08%増の1629ドル
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イーサリアム(ETH)のブロックチェーンは16日、新しいテストネット「Holesky(ホルシキー)」の起動に失敗した。イーサリアムのコア開発者parithosh氏は、ネットワークを生成するためのファイルの1つに設定ミスがあったと原因を説明。Holeskyテストネットの再起動は、早ければ1週間後に実施される予定だ。

Holeskyテストネット立ち上げのにもかかわらず、イーサリアム価格は目立った影響を受けていない。本稿執筆時点、前日比0.08%増の1629ドルで取引されている。

parithosh氏は今回の不具合について、以下のコメントを残している。

el genesisファイルの構成に誤りがあり、それがHoleskyネットワークの不適切な起動につながった。一部のバリデーターは手動で修正してチェーンを開始できたものの、ネットワークを完了するには不十分だった

parithosh氏X(旧ツイッター)

イーサリアムのHoleskyテストネットとは

Holeskyは、テストネットトークンの不足、バリデーター数の少なさなど、旧テストネットGoerliなどのスケーラビリティ問題に対処するため開発された新しいテストネット。Holeskyには、イーサリアム・メインネットの2倍超に相当する、146万のバリデーター・ノードが存在する。

Holeskyテストネットの仕様詳細は、すでにソフトウェア開発プラットフォームGithub上で公開されており、2028年まで稼働予定。現在、イーサリアムのテストネットとしてはゴエリ(Goerli)とセポリア(Sepolia)が有名。2019年にローンチしたGoeriテストネットは、2024年1月を以てサポートを終了する。

イーサリアムのテストネットに関する稼働予定期間(GitHub

Sepoliaテストネットは分散型アプリケーション(DApps)のテスト環境として使われることを想定している一方、Holeskyテストネットは、インフラやプロトコル開発のテスト環境に適しているとされる。なお、ホレスキーという名称は、チェコ・プラハに存在する鉄道駅「ホレショビツェ駅(Nádraží Holešovice)」に由来する。

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青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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