マスク氏の柴犬である「フロキ」をモチーフしたミームコインのフロキ(FLOKI)は27日、現実資産(RWA・リアルワールドアセット)のトークン化プラットフォーム「TokenFi」をローンチした。コインゲッコーによれば、FLOKIの価格は7日間で40%・過去30日間で112%増となっている。
FLOKI’S SISTER TOKEN TOKENFI IS NOW LIVE AND TRADABLE#Floki’s sister token, TokenFi, with the ticker $TOKEN, is now live and tradable on Uniswap and PancakeSwap!@TokenFi is a crypto and asset tokenization platform that aims to capitalize on the trillion-dollar tokenization… pic.twitter.com/BV2xxv6SHj
— FLOKI (@RealFlokiInu) October 27, 2023
同プラットフォームは、一般ユーザーのトークン化への参入障壁を低くするために開発され、ノーコードでのRWAのトークン化を実現する。ローンチの背景としてブロックチェーン領域でRWAのトークン化に対する注目度が高まる中、30年までに16兆ドルに市場規模の拡大が見込まれることなどを挙げた。ローンチ後には、イーサリアム、BNBチェーン、opBNB、ベース、アービトラムの5つのチェーンで展開する。開発者らは、年内のローンチを見込んでいる。
同プラットフォームの新トークンTokenFi(TOKEN)もローンチされた。本稿執筆時には0.00401115ドルで取引されており、24時間比で23.2%減となっている。TOKENの供給は、BNBチェーンとイーサリアムチェーン間で50%ずつに分割される。総供給量の10%は、ユニスワップとパンケーキスワップの流動性提供に追加される。FLOKIのステーキングユーザーは、4年間で56%の供給量を獲得できる。
同プラットフォームは年内にメインネットがローンチされ、NFT作成やスマートコントラクトの監査用のAIサービス、ローンチパッドなども提供される見込みだ。TokenFiは、暗号通貨セキュリティ監査会社CertiKの監査を通過しており、マーケットメーカーの「DWF Labs」と提携している。
フロキは21年7月にローンチされた仮想通貨で、ミームコイン部門でドージコイン(DOGE)、柴犬コイン(SHIB)、ぺぺコイン(PEPE)に次ぐ、時価総額4位のプロジェクト。18日には、ステーキング機能「フロキ・ステーキング・プログラム」について、DAO(分散型自律組織)内で投票を開始していた。
金融界の大物も注目するRWAのトークン化
世界最大手資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンクCEOはこのほど、「私は、市場・証券の次の潮流はトークン化になると信じている」と述べ、トークン化への強気な姿勢を示した。一方で国際決済銀行(BIS)は9月、「暗号資産業界はRWAのトークン化の成長を見据えているが、仮想通貨は従来の金融システムの役割を代替できるほどの完全なシステムではない」との見解を示していた。
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