ビットコイン(BTC)は、30%の急変動を迎える可能性があると、ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズが指摘した。デジタル資産戦略責任者ショーン・ファレル氏は、歴史的に見てボラティリティが極めて低水準である点がシグナルになっていると述べた。
ファレル氏が月曜日にまとめたレポートによると、ビットコインの30日間の価格変動幅は、過去統計の中でも特に小さい水準となっている。この傾向は、これまでのサイクルにおいて、直後に大きな変動が発生する前兆となったケースが多い。
ファンドストラットが指摘するビットコイン30%変動の根拠
ファンドストラットは、過去にボラティリティが低下した8回のケースを調査した。このうち60日後の中央値の絶対価格変動幅は30.2%であった。8回のうち4回が上昇、4回が下落で終わっていたとファレル氏は説明する。
この比率は、次のビットコインの変動規模を示唆するが、方向までは示していないと同社は指摘した。
「過去サイクルでの変動幅は注目に値する。過去の観測をみると、60日後の中央値の絶対値は概ね30%だった」
ファレル氏が、CNBCへ語った内容だ。
ファンドストラットは、今回具体的な価格目標を示していない。参考値として、現在価格6万4000ドルから30%変動すると上昇時は約8万3200ドル、下落時は約4万4800ドルとなる。
月曜日の上昇はショートカバーが主導
ビットコインは月曜日、ここ数回の取引で他の暗号資産に後れを取ったものの、最大で2%上昇した。2026年に入り、ビットコインはこれまでに約27%下落している。
ファレル氏は、この反発の主因は新たな買いというより弱気ポジションの解消、すなわちショートカバーにあると分析した。暗号資産建てのOI(未決済先物建玉総額)は、価格上昇に合わせて金曜夜から約8%減少している。これはトレーダーがショートを手仕舞ったサインである。
同氏はこの動きを6月初旬と7月初旬のショートカバーに伴う上昇局面と比較した。いずれも一時的な上昇後に失速しており、BeInCryptoはこれを「隠れ弱気ラリー」として以前から警告していた。今回も同様の展開を基本シナリオと見つつ、月曜日の値動き自体は前向きと評価している。
債券利回りが変動の引き金か
ファレル氏は実質金利(インフレ調整後の国債利回り)の上昇を、ビットコインの最大リスクと指摘した。実質金利がなお上昇すれば、今の異例の膠着相場が崩れる可能性があると述べた。
BeInCryptoも、この動向を世界的な債券利回りの過去最高水準と関連付けてきた。ファンドストラットのデータは、ビットコインが次に大きく動く可能性を示唆するが、その方向は現時点では読み切れない。









