ゲームストップ(GME)株は、5月2日の時間外取引で9%超上昇した。ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、同ゲーム小売大手はeBay(EBAY)の買収提案を準備中とされる。
この報道を受け、Redditの個人投資家コミュニティが再び活発化し、2021年の記録的なショートスクイーズ以降沈静化していたミーム株戦略が復活の兆し。
株価急騰、ミーム株時代の再来
ゲームストップ株は5月1日、出来高1870万株近くで26.53ドル(前日比6.33%高)で取引を終えた。これは直近の平均を大幅に上回る。時間外でさらに27.61ドルまで上昇し、上昇幅は9%超に拡大。
一方、eBay株も買収観測を背景に時間外取引で10%から15%上昇した。この反応は、2021年にゲームストップが一時ウォール街の注目株となったショートスクイーズを想起させる。
「GMEとeBay、極めて合理的な組み合わせだ」とマイケル・バリー氏はコメント。
4月中旬時点でショート残高は6191万株、浮動株の約15%。2021年の極端な水準には及ばないものの、依然として材料次第で大きな上下を見せる可能性。
Redditのr/Superstonkやr/wallstreetbetsなどでは、再び熱気が高まっている。投稿者らは、この買収提案をライアン・コーエンCEOのもとで「ミーム株エネルギー復活」と位置づけ。
コーエン氏、時価総額10兆円への転換を狙う
ウォール・ストリート・ジャーナルは、事情に詳しい関係者の話として、ゲームストップがeBay株を水面下で取得してきたと報道。正式な買収提案は、早ければ今月中にも行われる可能性があるという。
「ライアン・コーエン氏が、ゲームストップによるeBay株・オプション取得後にこのニュースを出したのは賢明だ。ゲームストップを妨害しようとする勢力に対し、双方にメリットがあるシナリオを作った」とあるユーザーが述べた。
eBay取締役会が受け入れない場合、コーエンCEOはeBay株主に直接提案を行う計画。これは、ゲームストップの時価総額が10兆ドル、累積EBITDAが100億ドルに到達した場合、最大350億ドル分の株式報酬が支払われる2026年1月の報酬パッケージに紐づくもの。
この報酬パッケージは、ゲームストップの時価総額が10兆ドル、累積EBITDAが100億ドルに達した場合に権利が確定する。
ゲームストップの時価総額は約120億ドル、eBayは約460億ドル。資金調達条件は不明であり、両社とも現時点でコメントしていない。
「ゲームストップが、自社の4倍規模のeBay買収を準備している。コーエン氏は以前、小規模オンラインペットフード企業だったChewyを400億ドル企業へ成長させ売却した。5年前は倒産寸前だった企業が、今や世界有数のEC大手の買収に挑む」とBull Theoryのアナリストが指摘。
同社の現預金90億ドルやビットコイン財務戦略への転換により、コーエン氏には柔軟性がある。ただし、大幅な借入や株式発行も避けられない見通し。
今後数週間で13D大量保有報告書や正式提案などの動向に注目が集まる。





