グーグルはこのほど、クリエイターを対象にしたイベント「Made On YouTube」で複数の生成形AIを用いたサービスを発表した。YouTubeショートの背景を作成する「Dream Screen」などが提供され2024年内の一般提供を見据えている。
YouTube Createという新アプリは、動画制作を簡素化するのが特徴。正確な編集、自動字幕、ナレーション機能、豊富なフィルタやエフェクト、ロイヤリティフリー音楽などが用意され、複雑な編集ソフトウェアを使わず、全てモバイルデバイスから利用可能で無料で使用が可能だ。同アプリは現在、Android 向けベータ版として一部の地域(日本は対象外)で提供されている。
Dream Screenは、AIが生成した動画や画像の背景をショート動画に追加できる機能で、今年後半に一部のクリエイター向けに導入が開始され、2024年初頭に広く利用可能になる見込みだ。Aloudでは、AIを活用した吹き替えツールを提供。動画に複数の言語の吹き替えを追加できる。現在、ヨーロッパ言語、ヒンディー語、インドネシア語、日本語について、吹き替えの品質の評価をこなっている。来年にはさらに多くのクリエイターに拡大される。
加えてYouTube StudioのResearch Tabでは、AIを利用したブレインストーミングツールが追加され、パーソナライズされたコンテンツアイデアが提供される。今年後半から一部の機能テストが始まり、来年には順次一般ユーザーに展開される。
AIを使ったツールを積極的に提供するグーグル
グーグルは8月、オンラインでの情報検索の方法を改善を目的とし、生成系AIを統合した検索エンジン「Search Generative Experience」(SGE)の日本語版の試験運用を開始。同月には、Google ドキュメントとGmailに「Duet AI」を活用したライティングサポート機能をリリースしている。今秋にはGPT-4のような LLM のテキスト生成能力に加えて、Midjourneyなどのテキストから画像生成にも対応する生成形AI「Gemini」をリリース予定としている。
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