グレースケール・リサーチの責任者は、AI(人工知能)の普及がパブリック・ブロックチェーンへの需要を生み出すと述べ、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、ワールドコイン(WLD)、ビッテンソー(TAO)が3つの新興ニーズに結びついたネットワークであると指摘した。
同ブログは、エージェンティック・ファイナンス、検証可能な記録管理、分散型AIが、暗号資産のインフラ需要を牽引する分野であるとした。
なぜグレースケールはAIと暗号資産の融合に注目するのか
8月11日に公開された ノートで、グレースケール・リサーチ責任者のザック・パンドル氏は、AIとパブリック・ブロックチェーンは補完的技術であると論じた。同氏は、従来型システムはAIがこれから生み出す需要に対応できるよう設計されていないと述べた。
「AIの普及は、パブリック・ブロックチェーンを、プログラム可能な金融インフラ、計算・ID・レピュテーションのための検証可能な記録層、そしてオープンでユーザー主導型のAIエコシステムの基盤として求める需要をさらに高めていく」
パンドル氏は、AIエージェントが仲介者なしで資本を保有・運用できるプログラム可能なウォレットを必要とすると指摘した。この活動でマイクロペイメント、即時の国際決済、自動取引やリスク管理が進む見通し。
同氏はイーサリアムとソラナを、こうした決済に対応したネットワークとして挙げた。
アイデンティティと分散型AIが論点を補完
2つ目の需要領域はアイデンティティだ。AIエージェントがより多くの意思決定を担うにつれ、企業はその行動や信頼性を強固に検証する手段を求める。
これには、どのモデルやデータ、ルールがエージェントの判断に影響したかの追跡、オンラインアカウントが実在の人物であるかの検証、エージェントが投資や購入など重要業務を担う前に信頼できるレピュテーション記録を確立することも含まれる。
パンドル氏は、ワールドコインとそのアイデンティティサービスを、人間とエージェントを区別する手段の一例に挙げた。
「パブリック・ブロックチェーンとその上に構築されたアプリケーション――たとえばワールドコインのアイデンティティサービスなど――は、これらの記録を単一企業や政府ではなく、透明性があり中立的なインフラに定着させることができる」と同氏は記している。
3つ目の領域は、AIの力が一部の最先端ラボやハイパースケーラーに集中している現状をターゲットとする。グレースケールはビッテンソー(TAO)を、誰もがアクセス・貢献・ステーキングできるオープンネットワークだと説明した。
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