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米中間選挙後に株式・暗号資産が上昇―クレイマー氏、米雇用統計で反落を警戒

要点

  • ジム・クレーマー氏は、金曜日に発表される一つの指標が中間選挙後の相場上昇を帳消しにする可能性を指摘した。
  • 水曜日の上昇で、テクノロジー株はAI関連支出の影響度によって2つに分かれた。
  • JPモルガンのストラテジストは、中間選挙の影響を受けない市場要因を列挙した。
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米中間選挙で民主党が議会の主導権を握り、米国株と暗号資産は上昇した。米CNBCの投資番組「マッドマネー」の司会者、ジム・クレイマー氏は、6日に発表される10月の米雇用統計を機に、選挙後の上昇が反転する可能性があると指摘した。

雇用統計の内容次第で、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が変わる可能性がある。米国株に加え、暗号資産相場が選挙後の上げ幅を維持できるかも焦点となる。

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AI関連の投資減速への思惑浮上

ダウ工業株30種平均は3.03%高の5万3356.12となり、2025年4月以来の大幅上昇を記録した。S&P500種株価指数は1.58%高の7688.62、ナスダック総合指数は1.44%高の2万5736.51で引けた。

The Kobeissi Letterによると、米株式市場の時価総額は約1兆2000億ドル増加した。一方、暗号資産市場全体もほぼ2%上昇、大手10銘柄が軒並み高となった。

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テクノロジー分野では、データセンターへの厳しい規制がAI関連投資を抑制し、ハイパースケーラー(大手クラウド事業者)の支出を減少させるとの観測が広がった。マイクロソフトは6.70%高、アマゾンは6.58%高となった。アップルも5.54%上昇し、過去最高値を更新した。

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一方、そうした支出に依存する企業は売られた。エヌビディアが2.76%安となったほか、AMD、CoreWeave、Nebius、Irenも下落した。

選挙では動かせない指標

ただしクレイマー氏は、選挙一つで株価を左右する要因が一変するとは考えていない。

「中間選挙が重要であることは間違いない。この選挙も同様だが、選挙で景気循環までは変わらないことを理解してほしい」と同氏は述べた。

クレイマー氏はこの点、JPモルガンのマイケル・センバレスト氏に同調した。センバレスト氏は、市場を動かすのは金利、FRB政策、企業利益、AI借入需要であり、中間選挙はこれらに影響しないと強調した。

実際、金利観測にもその見方が反映されている。FRBは10月28日に金利を3.75~4.00%で据え置いた一方、2人の理事は引き上げを支持した。選挙後もCMEのFedWatchは12月利上げ確率を82%(前日は77.4%)と織り込む。

次なる焦点は労働市場統計となる。クレイマー氏は「金曜日から注目が移る」と指摘する。

「きょうの取引を左右したのは中間選挙だったが、金曜日には労働省の非農業部門雇用者数報告が話題になるだろう。この上昇ムードの多くが一掃される可能性もあり、次の展開は予断を許さない」と同氏は付け加えた。

ロイターの調査によると、10月の新規雇用は6万5000人、9月の2万9000人から増加が見込まれている。失業率は4.2%で据え置きとの予想だ。

速報値は強めの内容となっている。ADPの集計では民間部門雇用が8万6000人増と、予想の7万5000人を上回った。バンガードは12万人増を予測している。ただしロイターは、ADPが公式統計の有力指標でない点も指摘した。

強い内容となれば利上げ観測が強まり米国債利回りが上昇、買われていたテック株や暗号資産に売り圧力がかかる恐れ。逆に弱い結果なら利上げ期待が後退し、リスク資産上昇が続く展開もありえる。

報告は金曜日の米国市場開場前に発表される予定。BeInCryptoは今週のビットコイン(BTC)にとって3つの試練の1つと指摘している。

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