トランプ氏指名のウォーシュ氏、独立性を強調

  • ウォーシュ氏は、FRB議長としてトランプ氏の“言いなり”にはならないと上院議員に述べた。
  • 指名者は「体制変更」と新たなインフレ枠組みの導入を求めた。
  • ウォーレン氏率いる民主党は、彼の財務情報開示や独立性を問題視した。
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トランプ米大統領が次期FRB議長に指名したケビン・ウォーシュ氏は23日、上院銀行委員会の公聴会で「ホワイトハウスの政治的道具にはならない」と表明した。

同発言は冒頭から緊張感を高め、公聴会はウォーシュ氏の独立性、インフレ政策、さらに巨額の個人資産に焦点を当てて進んだ。

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ウォーシュ氏、「操り人形」批判を否定

ジョン・ケネディ上院議員(共和、ルイジアナ州)は、ウォーシュ氏に対し「大統領の“操り人形”になるのか」と直球で質問した。ウォーシュ氏は即座に答えた。

「絶対にならない……議長に就けば独立した立場で職務を遂行する」と同氏は明言した

このやり取りは、ウォーレン上院議員(民主、マサチューセッツ州)による度重なる批判に応じたもの。同氏はウォーシュ氏を「操り人形」と呼んできた。ウォーレン氏は、ウォーシュ氏が「操り人形のトップ」だと批判してきた。

ウォーレン氏はさらに財務開示についても追及し、「1億ドル超の資産を報告しなかった」と指摘した。

ウォーシュ氏はあらかじめ準備した発言で、「金融政策の独立は不可欠」と強調し、FRBは「本分を守るべきだ」と言明した。

同氏は「トランプ氏から利上げや利下げについて事前に決定や約束を求められたことはない」と述べた。

また、選挙で選ばれた公職者が金利について公に意見を述べることがあっても、中央銀行の運営上の独立は損なわれないと主張した。

FRB議長候補、政策の抜本改革を訴え

元FRB理事のウォーシュ氏は「抜本的な政策改革」や「新たなインフレ枠組み」の必要性を訴えた。新型コロナ以降の物価上昇が全所得層で25~35%に達したと指摘し、「FRBは的を外した」と述べた。

同氏は「インフレは選択に過ぎない」とも指摘し、中央銀行の最近の判断ミスが経済の重荷となっていると批判した。

政策担当者には、「利上げ・利下げの事前確約は避け、段階的な議論を重視すべき」と求めた。

議長承認への道、壁に直面

共和党は指名を概ね支持する。しかし、トム・ティリス上院議員(共和、ノースカロライナ州)は、ジェローム・パウエル議長に対する司法省の調査が終わるまで委員会での投票を阻止すると明言した。

民主党は依然として強く反対している。ウォーレン氏は上院に対し、「ホワイトハウスがFRBを乗っ取る」のを助長すべきではないと警告を発した。パウエル議長の任期は2026年5月に切れる予定で、円滑な移行のための時間は限られている。


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