コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)は1日、Web3スタートアップのGaudiyと提携し、音楽創作をテーマとしたWeb3クリエイターエコノミープラットフォーム「Qto(キュウト)」を共同開発中であると明かした。

Qtoは、ユーザーが創作や音楽を通じてコミュニケーションを楽しむ新しいクリエイターエコノミープラットフォーム。同プラットフォームは、コナミデジタルエンタテインメントのゲーム開発ノウハウとGaudiyのブロックチェーン技術やWeb3の知識を融合し、従来のゲームとは異なる革新的な音楽体験の提供を目指している。
Qto開発チームはビジョンを具現化する取り組みとして共創プログラム「Co-Creation Camp Vol.1」を開催する。同プログラムは、Qtoの初期段階の開発のサポートを目的に、ユーザーやファンと共に新しいアイデアを創出し、プロトタイプの検証を行う。28日から12月11日までの14日間、Qtoメンバーとして選ばれた500名がプロトタイプを試用し、そのフィードバックをDiscordで共有する。共創プログラムの前には、26日に都内でオフラインのワークショップを開催する。ワークショップでは、Qtoメンバー500名の中から30名が選ばれ、プロデューサーや開発チームとのトークセッションや、Qtoの実際の体験会が行われる。
KOMAMIの御子柴氏は「Qtoとしては、ピュアにわかり合いたい人たちが個と個として繋がれて、お互いを許し合えるようなコミュニケーションサービスにしていきたい」と語った。
大企業と積極的に協業を行うGaudiy
Gaudiyは、ブロックチェーンとAIを駆使して、ファンが国境を越えて繋がる新しい経済圏「ファン国家」の作成を目的とするWeb3のスタートアップ。ハローキティなどのIP(知的財産)を保有するサンリオは9月、Web3スタートアップのGaudiyとの協業を通じて24年春にWeb3と生成AIの技術を活用したSNSを世界同時リリースすると明かしていた。Gaudiyは同月、三菱UFJ銀行(MUFJ)ともにWeb3領域でのウォレットサービスの事業化に向け、両社で共同検討を開始している。同社はこのほど、バンダイナムコホールディングスが公開した、アニメ「機動戦士ガンダム」をモチーフとしたメタバース「ガンダムメタバース」の新機能開発も行う。
コナミデジタルエンタテインメントは9月、「東京ゲームショウ2023」で同社初となるWeb3事業の参入を明かし、Web3プロジェクト「PROJECT ZIRCON(プロジェクト・ジルコン)」を発表していた。同日にはゲームのNFT特化型マーケットプレイス「リセラ(Resella)」を発表している。
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