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暗号通貨テラ共同創設者ダニエル・シン容疑者を起訴ー韓国検察庁

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ソウル南部地方検察庁金融証券犯罪捜査チームチームは25日、暗号資産(仮想通貨)テラ(LUNA)の開発企業Terraform Labsの共同創設者ダニエル・シン容疑者を詐欺などの容疑で起訴した。聯合通信およびKBSワールドが報じた。

主任検察官のダン・ソンハンが引用した報告書によると、検察側は11か月間の捜査の後、シン容疑者と他の9人をともに起訴した。検察は同容疑者らの資産2,468億ウォン(約246億円)の資産を凍結した。シン容疑者を含む8人は違法取引で、残りの2人は背任容疑で起訴されている。検察は記者会見で、関係者全員がテラ崩壊に関連していると主張。なお、検察によると、シン容疑者を含む10名は身体拘留なしで起訴されている。

さらに、報告書によると、シン容疑者のキム・ジドン弁護士は、「テラ崩壊の2年前に会社を辞めたため、一連の事件とは何も関係がない。シン容疑者はテラ崩壊直後に自発的に韓国に戻り、10か月以上にわたって事実解明のための調査に協力してきている」と述べている。

検察側は、「同容疑者がステーブルコインUSTの米ドルとのペッグシステムがアルゴリズム的に不可能であることを理解しており、そのうえで取引操作や詐欺的な宣伝キャンペーンを通じて価格を維持することで、世界中の投資家を騙してLUNA、UST投資するよう仕向けた」と疑っている。さらに、検察側はシン容疑者と共犯者は、LUNA、USTが暴落する以前にすでに4,029億ウォン(約460億円)の違法利益を獲得していたと主張している。

一方、Terraform Labs創設者ド・クォン被告は2023年3月24日モンテネグロで逮捕され、本稿執筆時も拘留されている。さらに同被告は20日、モンテネグロで書類偽造の容疑で起訴されている。現在、韓国と米国の両国がテラ崩壊に関連する罪で同被告の身柄引き渡しを求めている。

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国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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