近年、NFT（非代替性トークン）の人気が急上昇していますが、その中でも新たな注目の星としてNFTマーケットプレイス「Blur（ブラー）」が登場しています。2022年10月にローンチした新興のNFTマーケットプレイスですが、2023年2月に業界最大手のOpenSeaの取引高を上回ったことが話題になりました。
そこで本記事では、NFTマーケットプレイスBlurの特徴や始め方について紹介します。Blurについて詳しく知りたい人、これからNFTを始めて見たい人は、ぜひ最後までご覧ください。
NFTマーケットプレイスBlur（ブラー）とは？
NFTマーケットプレイスBlur（ブラー）は、2022年10月にローンチしたNFTマーケットプレイスです。
Blurは、他のNFTマーケットプレイスで出品されているNFTを統合して、同プラットフォーム内で購入できるアグリゲーター機能や、複数のNFTを一括で購入・売却できる機能など、従来のNFTマーケットプレイスにはない特徴を持っており、注目を集めています。
2022年10月にローンチしたばかりですが、2023年2月には業界最大手のOpenSeaの取引高を上回りました 。
なお、OpenSeaについては「Open Sea（オープンシー）とは？特徴や始め方を解説」をご覧ください。
Blur（ブラー）の特徴3つ
NFTマーケットプレイスBlurの特徴3つを解説していきます。
- アグリゲーター機能を搭載している
- 複数のNFTを一括で購入・売却できる機能がある
- 独自トークンBLURを発行している
Blurの特徴①：アグリゲーター機能を搭載している
Blurは、OpenSeaやLooksRareなど、他のNFTマーケットプレイスで出品されているNFTを統合して、同プラットフォーム内で購入できるアグリゲーター機能を持っています。
例えば、ユーザーはBlur上で「CryptoPunks」を検索すると、OpenSeaやRaribleで出品されているすべてのCryptoPunksを表示することができ、また、価格や売買状況を比較することもできるので、ユーザーは複数のサイトを巡回する必要がなく、効率的にNFTを探すことができるといった特徴があります。
Blurの特徴②：複数のNFTを一括で購入・売却できる機能がある
Blurは、複数のNFTを一括で購入・売却できる機能も備えています。NFTを一括購入することで、ユーザーはガス代の節約や手間の省略ができるというメリットがあり、また、コレクション全体にオファーを出すBID機能や、フロア価格以下のNFTを一括で買い取るSWEEP機能も提供しています。
Blurは、ほかのNFTマーケットプレイスにはない独自の機能を搭載することで、ユーザーの獲得に成功しました。
Blurの特徴③：独自トークンBLURを発行している
独自トークンBLURの発行もBlurの大きな特徴の1つです。イーサリアムベースのERC-20トークンで、Blurのプラットフォーム内で様々な用途に使うことが可能で、BLURトークンを使い、NFTを購入したり、NFTの出品手数料を支払ったり、さらには、Blurのガバナンスに参加したりすることができます。
BLURは、Blurのユーザーやコミュニティに対するインセンティブや報酬として配布されることもありますが、Uniswap（ユニスワップなどの分散型取引所（DEX）でも取引可能です。
なお、Uniswapについては「Uniswap（ユニスワップ）とは？特徴や注意点を解説」をご覧ください。
Blur（ブラー）でNFTを購入するまでの手順
Blurの始め方・NFTを購入するまでの手順を解説します。
- Blurの公式サイトからアカウントを作成
- Blurとウォレットを接続
- ETHを用意してNFTを購入する
Blurの始め方①：Blurの公式サイトからアカウントを作成
Blurの公式サイトにアクセスします。アカウント作成ページに移動し、必要な情報（メールアドレス、パスワード、ユーザー名など）を入力、利用規約に同意し、アカウントを作成。登録したメールアドレスに送られてくる確認メールを開き、アカウントの有効化手続きを行います。なお、セキュリティを確保するため、2段階認証の設定をおすすめします。
Blurの始め方②：Blurとウォレットを接続
アカウントを作成したら、ウォレットを接続します。Blurでは、MetaMask、Coinbase Wallet、WalletConnectなどのウォレットがサポートされています。
Blurの公式サイト右上の「Connect Wallet」ボタンをクリックすると、ウォレットと接続する画面が表示されます。登録したアカウントを選択して、「Next」ボタンをクリック。その後、「Connect」ボタンをクリックすると、Blurとウォレットが接続されます。接続が成功すると、右上に自分のウォレットアドレスが表示されます。
Blurの始め方③：ETHを用意してNFTを購入する
BlurでNFTを購入するには、イーサリアム（ETH）が必要です。ETHを用意したら、購入したいNFTの詳細ページで、「Buy Now」ボタンか「Make Offer」ボタンをクリック。「Buy Now」ボタンは即決価格で購入する場合、「Make Offer」ボタンはオファー価格で購入する場合に使います。購入確認画面が表示されるので、内容を確認して「Confirm」ボタンをクリック。承認操作を行うと、取引が完了し、NFTを入手できます。
Blur（ブラー）でNFTを購入する際の注意点
BlurでNFTを購入する際の注意点について解説します。
- ウォレットのセキュリティ
- NFTの価格変動
Blurの注意点①：ウォレットのセキュリティ
Blurに限らずですが、NFTマーケットプレイスを利用する場合は、MetaMaskなどのプライベートウォレットを使用します。ウォレットのセキュリティには十分に注意し、パスワードやプライベートキーを紛失しないようにしましょう。ハッキングリスクも頻繁に発生しているため、パスワードやプライベートキーは必ず誰にも見せないことが大切です。
Blurの注意点②：NFTの価格変動
NFTの価格は、市場の需要と供給によって大きく変動します。BlurでNFTを購入する際には、価格変動に注意し、購入の判断をすることが重要です。
- NFTの需要と供給
- NFTプロジェクトの成長性
- NFTプロジェクトのマーケティング活動
- NFTプロジェクトの関連ニュースや出来事
NFTの価格変動には、上記のような要因が影響します。NFTの価格変動は予測が難しいため、投資目的でNFTを購入する際は、慎重に検討しましょう。
Blur（ブラー）の将来性や今後の見通しについて
Blurは、NFTマーケットプレイスとして急速に利用者を増やしており、その将来性が期待されています。特に、他のマーケットプレイスとの差別化を図るアグリゲーター機能や一括購入機能はユーザーからの高い評価を受けています。一括購入機能によって、まとまった注文が入りやすくなるため、NFT市場がさらに活性化されると、大口の取引が増加する可能性もあります。
さらに、独自トークンであるBLURの発行は、プラットフォームのエコシステムを活性化させており、今後もさらにその機能の拡充が予想されます。Blurは、NFT市場の成長とともに、さらに規模を拡大していく可能性が高いと言えます。
Blur（ブラー）のよくある質問
Q1：Blurのプラットフォーム手数料はどのように設定されていますか？
Q2：BlurとOpenSeaの違いは何ですか？
Q3：Blurで取り扱っているNFTはどのような種類がありますか？
まとめ：Blur（ブラー）は今後も需要拡大していく可能性が高い
本記事では、NFTマーケットプレイスBlur（ブラー）について解説しました。2022年10月にローンチした新興のNFTマーケットプレイスですが、2023年2月に業界最大手のOpenSeaの取引高を上回ったことが話題になりました。
NFT市場の発展に伴い、Blurの需要拡大が予想されます。Blurは、NFT市場の将来性において重要な役割を果たす可能性が高いため、今後も注目していく価値があるNFTマーケットプレイスだと言えます。NFTマーケットプレイスBlurの今後の発展に期待です。
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