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マジックエデン(Magic Eden)とは?特徴やOpenSeaとの違いを解説

17 mins

Magic Eden(マジックエデン)とは、2021年9月にローンチされたSolanaブロックチェーンを基盤にしたNFTマーケットプレイス。2024年に入り、NFT市場も盛り上がりを見せていますが、数多くのNFTプロジェクトが世界最大級のNFTマーケットプレイスOpen SeaからMagic Edenにコントラクトを移行させています。ロイヤリティ手数料の問題で移行しており、今後はMagic EdenがNFTマーケットの主流になりつつあります。

本記事では、マジックエデンの基礎概要とその特徴、OpenSeaとの違いについて解説します。本記事を読むことで、マジックエデンの概要を理解でき、NFT投資に役立てることができるはずです。NFTマーケットプレイスに興味がある方、マジックエデンを利用してみたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

マジックエデン(Magic Eden)とは?

マジックエデンとは、Solanaブロックチェーンを基盤にしたNFTマーケットプレイスです。2021年9月にローンチされたばかりですが、わずか1年でSolana上で最も人気のあるNFTマーケットプレイスの1つとなっており、OpenSeaやRaribleに次ぐ、世界で3番目の規模となっています。

直感的な操作性やデザインにより、初めてNFTマーケットプレイスを利用するユーザーでも、容易に取引を行うことができ、すでに7,000種類以上のNFTコレクションが取引されています。

マジックエデンの特徴3つ

マジックエデンの特徴3つは、以下です。

  • SolanaとEthereumに対応している
  • コミュニティの声を重視したプラットフォーム
  • 手数料が安い

マジックエデンの特徴①:SolanaとEthereumに対応している

マジックエデンは、Solanaのブロックチェーン上にあるNFTマーケットプレイスとしてスタートしましたが、2021年9月にEthereumにも対応しました。これにより、両方のネットワークのNFTを購入・販売することが可能になりました。

また、マジックエデンは取引件数が多いことでも知られており、2022年1月には、取引件数でOpenSeaを上回り、Solanaブロックチェーンで最大のNFTマーケットプレイスとなっています。

マジックエデンの特徴②:コミュニティの声を重視したプラットフォーム

マジックエデンは、次世代のクリエイターを支援するためのサービスも提供しています。コミュニティ投票により選出されたNFTコレクションを特集する場所「Launchpad」というサービスです。

コミュニティの声を重視しているこのアプローチは、マジックエデンが長期的に成長するための重要な要素にもなっており、ほかのマーケットプレイスにはない仕組みです。

マジックエデンの特徴③:手数料が安い

Solanaブロックチェーンを基盤にしているマジックエデンは、ガス代が安い点も大きな特徴です。Solanaブロックチェーンは、PoH(Proof of History)という独自のコンセンサスアルゴリズムを使用しており、このアルゴリズムにより、NFTの購入や販売にかかるガス代を大幅に抑えることを可能にしています。キャンペーンやイベント時には、手数料を0%で利用できることもあります。

マジックエデンとOpen Seaの比較

Comment vendre des NFT sur OpenSea ?

マジックエデンとOpen Seaのそれぞれの違いを解説します。

  • ブロックチェーンのちがい
  • 手数料とガス代
  • 取引件数と取引額

比較①:ブロックチェーンのちがい

マジックエデンとOpenSeaは、それぞれ異なるブロックチェーンを基盤としています。マジックエデンはSolanaチェーンを、一方OpenSeaはEthereumチェーンを使用しています。

Solanaチェーンは、高速性と低コストのトランザクションが特徴であり、これによりユーザーは迅速かつ手間なく取引を行うことができます。一方、Ethereumチェーンは豊富なNFTコレクションが魅力で、多種多様なNFTの取り扱いを可能にしています。マジックエデンとOpenSeaでは、基盤としているチェーンは違うため、機能性もそれぞれに特徴があります。

比較②:手数料とガス代

マジックエデンとOpenSeaでは、手数料とガス代の面でも違いがあります。マジックエデンの手数料は取引額の2.5%で一定です。一方、OpenSeaでは取引額の2.5%に加えて、ガス代が必要となります。ガス代は数十円程度から数千円、場合によっては数万円にも上ることがあります。これはブロックチェーンの違いによるもので、Solanaチェーンはガス代が安い一方で、Ethereumチェーンはガス代が高いという特性があるため、費用に差が出てきます。

比較③:取引件数と取引額

取引件数と取引額の面でも、マジックエデンとOpenSeaには違いがあります。マジックエデンは取引件数でOpenSeaを上回る一方、取引額ではOpenSeaが圧倒的に多いという状況です。

これはNFTの価格や需要の違いによるもので、マジックエデンでは比較的安価なNFTが多く取引されている一方、OpenSeaでは高価なNFTが多く取引されています。その結果として、取引額が大きくなっています。

マジックエデンの最新情報

マジックエデンとYuga Labsが提携、イーサリアムNFTマーケットプレイスをリリース

マジックエデンと、人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」を運営するYuga Labsが提携し、イーサリアム版NFTマーケットプレイスを立ち上げました。

クリエイターのロイヤリティ保護を契約で義務化することに重点を置いており、NFTクリエイターにとってより公平でやりがいのある環境を提供することを目指しています。マジックエデンとYuga Labsの共通ビジョンは、以下です。

  • Web3の未来:クリエイターが中心となる
  • 公平でやりがいのあるエコシステム:クリエイターが正当な報酬を受けられる仕組み

NFTマーケットプレイス市場では、ロイヤリティをめぐる論争が起きていました。主要マーケットプレイス間のロイヤリティ設定に大きな差があり、従来は2.5~10%でしたが、近年は市場の不況により、Openseaがロイヤリティの値下げを発表し多くのプロジェクトから批判が起きていました。

Yuga LabsはOpenseaとの関係解消を発表し、マジックエデンとの提携を発表。マジックエデンとYuga Labsの提携によって、クリエイターにとってより良い環境が整備されることが期待されます。

私たちはYuga Labsと提携し、年内に新しいETHマーケットプレイスを立ち上げることを発表できることを嬉しく思います。

これは、すべてのETH NFTコレクションに対してクリエイターのロイヤリティを尊重する最初の主要なETHマーケットプレイスになります。

クリエイターなくしてweb3は存在できません。クリエイターを支援し、より良い未来を一緒に築いていきましょう。

Magic Eden:Xポスト

イーサリアムNFTユーザーへダイヤモンドリワードを配布

イーサリアム上で取引されたNFTを持つユーザーに対して、ダイヤモンドリワードを提供すると発表しました。このプログラムは、マジックエデンのエコシステム内でのユーザーの参加を促進することを目的としています。2017年以来の取引も対象となり、マジックエデンのサイトでウォレットを接続することで確認できます。

マジックエデンは大手NFTプロジェクトとクリエイター・アライアンスを発表したため、今回のリワードプログラムの他にもさまざまなキャンペーンの開催が予想されます。

マジックエデンの始め方

マジックエデンの始め方の手順は、以下です。

  1. 暗号通貨SOLを購入する
  2. Solana対応のウォレットを作成
  3. Solanaをウォレットに送金
  4. Magic Edenにウォレットを接続
  5. :NFTを購入する

マジックエデンの始め方:暗号通貨SOLを購入する

マジックエデンでNFTを購入・販売するためには、まずソラナの暗号通貨SOLが必要となります。ソラナ(SOL)を購入できる国内取引所は、以下の取引所です。

  • GMOコイン
  • SBI VCトレード

ソラナ(SOL)の購入方法は、以下です。

  • 暗号通貨取引所の口座開設
  • 口座へ日本円を入金
  • ソラナ(SOL)の購入

上記取引所のいずれかで、口座開設します。必要な情報(メールアドレス、パスワード、身分証明書のアップロードや住所の確認)を入力し、口座開設を完了させましょう。

マジックエデンの始め方:Solana対応のウォレットを作成

次に、Solana対応のウォレットを作成します。マジックエデンはSolanaのブロックチェーン上にあるNFTマーケットプレイスなので、Solana対応のウォレットが必要です。ウォレット作成時には、秘密鍵やパスフレーズなどの重要な情報が生成されますので、これらは紛失しないように安全な場所に保管しておきましょう。

マジックエデンの始め方③:暗号資産Solanaをウォレットに送金

ウォレットの作成が完了したら、次にSOLをウォレットに送金します。取引所からSolanaウォレットアドレスにSOLを送ります。取引所にログインし、SOLの送金画面からウォレットアドレスをアドレスはコピー&ペーストで入力し、送金を完了させます。

マジックエデンの始め方:マジックエデンににウォレットを接続

ウォレットにSOLを送金できたら、次ににウォレットを接続します。マジックエデンの公式サイトにアクセスし、右上にある「Connect Wallet」をクリック。出てきた選択肢から「Solana対応のウォレット」を選択すれば、ウォレットとマジックエデンの接続は完了です。

マジックエデンの始め方:NFTを購入する

最後に、NFTを購入していきます。購入するNFTを見つけたら、「Details」をクリックして詳細画面を開きます。ここでは、NFTの詳細情報や価格を確認することができます。詳細に問題がなければ、「Buy Now」をクリック。その後、表示される指示に従って取引を進めていきます。購入したNFTはマジックエデンの「My Collection」ページから確認可能です。

まとめ:マジックエデンは、NFTにも注目

NFT規制、非可菌トークン、著作権侵害、Yuga Labs

本記事では、SolanaチェーンをベースにしたNFTマーケットプレイス「マジックエデン」について、その概要や特徴、OpenSeaとの違いを解説しました。マジックエデンは、低い手数料や、幅広いNFTの取り扱い、コミュニティへの貢献が支持されており、まだ発展途上にあるNFTマーケットプレイスです。

Solanaブロックチェーンの普及とともに、ユーザー数や取引量はさらに増加していくと考えられるため、マジックエデンに興味のある方は、NFT投資の検討をしている方は、ぜひ今後の動向に注目してみてください。

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Ikkan Kawade
2020年よりBTC投資をはじめる。同時に、暗号資産ブログとSNSの運用を開始。DeFiでの資産運用・Play to Earnゲーム・国内NFTへの投資も積極的に行う。メタバースに深い関心があり、「メタバースへの移住」が目標。
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