NFTマーケットプレイスとは、NFT(非代替性トークン)と呼ばれる唯一無二のデジタル資産を売買できるプラットフォームのことです。NFTはアートやゲームなど様々な分野で活用されており、近年注目を集めています。
NFTマーケットプレイスで最も有名なのは「Open Sea」ですが、Rarible(ラリブル)もその特徴から、近年ユーザー数を拡大させています。そこで本記事では、Raribleの概要や特徴、注意点などを詳しく解説します。NFTに興味がある人や、Raribleを利用したい人はぜひ最後までご覧ください。
NFTマーケットプレイス「Rarible(ラリブル)」とは?
Rarible(ラリブル)は、イーサリアムブロックチェーン上で構築されたNFTマーケットプレイスです。Raribleは「DAO(分散型自律組織)」として運営されており、中央集権的な管理者を必要とせず、ユーザー主導で運営されています。また、独自トークン「RARI」を発行しており、プラットフォームのトークンである「RARI」を保有するユーザーは、プラットフォームのガバナンスに参加することができます。これにより、ユーザー自身がプラットフォームの運営方針を決定することが可能になり、自律分散的に運営されている点が特徴です。
なお、日本国内における主要なDAO(分散型自律組織)については「国内の主要DAO5選(分散型自立組織)を解説」で詳しく説明しています。
Rarible(ラリブル)の特徴3つ
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Raribleの特徴3つについて解説します。
- 審査なしでNFTを発行できる
- 独自トークン「RARI」を発行している
- ガス代が無料で使える
Raribleの特徴①:審査なしでNFTを発行できる
Raribleの最大の特徴は、誰でも簡単にNFTを作成(ミント)できることです。
他のNFTマーケットプレイスでは、NFT発行に審査が必要な場合がありますが、Raribleでは審査なしでNFTを発行することができるため、ハードルが低くなり、容易にNFTを発行することができるようになりました。NFT発行にかかる時間も短くなるため、よりスムーズな発行・販売を可能にしている点が特徴です。
Raribleの特徴②:独自トークン「RARI」を発行している
Raribleは独自トークン「RARI」を発行しています。RARIは、Raribleのプラットフォーム上で利用できるトークンで、保有していることで、NFTの購入や販売、マーケットプレイスの運営に利用できたり、Raribleのシステムアップグレードや手数料などについて提案や投票ができます。
このトークンがることで、Raribleは中央集権的な仕組みではなく、ユーザーの声を反映させた分散的な運営を可能にしており、ほかのマーケットプレイスにはない大きな特徴となっています。
RARIはUniswap(ユニスワップ)などのDEX(分散型取引所)で他の通貨に交換することもできます。
DEXのUniswapについては「Uniswap(ユニスワップ)とは?特徴や注意点」で解説しています。詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
Raribleの特徴③:ガス代が無料で使える
Raribleは、Ethereumブロックチェーン上に構築されているため、取引を行うためには、通常、ガス代が必要となりますが、Raribleでは、特定の条件下でガス料が無料となるサービスを提供しています。
2021年10月からNFTを発行する際にガス代を支払わずに済む仕組み「lazy minting」という新機能を導入しました。その結果、ユーザーはガス代を気にすることなく、NFTの売買を行うことができるようになりました。しかし、NFTを販売する際や売却する際にはガス代が発生します。
Rarible(ラリブル)の注意点
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Raribleの注意点について解説します。
- ガス代高騰の可能性
- NFTの著作権に注意
Raribleの注意点①:ガス代高騰の可能性
Raribleでは、NFTを発行する際にはガス代がかからない「lazy minting」という機能がありますが、NFTを販売する際や売却する際にはガス代が発生します。ガス代は、イーサリアムの価格やネットワークの混雑状況によって変動するため、取引時には数千円から数万円ものガス代がかかることもあるため、注意が必要です。
Raribleの注意点②:NFTの著作権に注意
Raribleでは、審査や承認なしに自由にNFTを作成することができまが、それは同時に、他人の作品や知的財産権を侵害するようなNFTも作成できるということとも言えます。
有名なアーティストやブランドのロゴやキャラクターを無断で使用したり、既存の作品をコピーしたりしたNFTを発行することは、著作権や商標権などの問題を起こす可能性がある点は、意識しておきましょう。
Rarible(ラリブル)」の将来性について
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Raribleの将来性について解説します。結論から言うと、将来性は明るいと考えれます。
NFT市場の成長
RaribleはNFTマーケットプレイスとして、2020年に創設された比較的新しいプラットフォームですが、短期間で急速に成長し、NFTマーケットプレイスの中で5位の取引量を誇っています。
NFT市場自体も、2021年以降大きななブームを起こし、デジタルアートや音楽、ゲームなど様々な分野でNFTが活用されるようになりました。NFT市場の規模は今後もさらなる成長が見込まれるため、Raribleも市場の成長とともに事業拡大していく可能性が高いでしょう。
Raribleが差別化されている
Raribleは、NFTマーケットプレイスの中でも、手数料が比較的安く、販売額の2.5%が手数料として徴収されますが、手数料が低い暗号通貨を利用することで手数料を抑えることができます。また、NFTの作成や販売によってRARIトークンを獲得することができ、プラットフォームの運営に参加することができるユーザー主導の分散的なマーケットプレイスを構築しています。これらの特徴は、ほかとの大きな差別化に繋がっており、今後の成長性が期待される要因にもなっています。
Rarible(ラリブル)のよくある質問
Q1:RaribleでNFTを購入する際、支払い方法はどのようなものがありますか?
Q2:RaribleでNFTを売買する際に発生する手数料は?
Q3:RaribleでNFTを作成したら、他のマーケットプレイスでも販売できますか?
まとめ:NFTマーケットプレイス「Rarible(ラリブル)」は今後も成長していくと予想
![Rarible : comment ça marche ?](https://jp.beincrypto.com/wp-content/uploads/2022/03/Rarible-review.jpg-850x478.jpg)
本記事では、NFTマーケットプレイス「Rarible(ラリブル)」について、特徴や注意点を解説しました。Raribleは、イーサリアムブロックチェーン上で構築されているNFTマーケットプレイスで、また独自のガバナンストークン「RARI」を発行しており、他のマーケットプレイスとは異なる特徴もあります。
Raribleは、NFT市場の拡大に伴い、さらに成長していくことが期待されています。NFTに興味がある人や、Raribleを利用したい人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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