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DeFi(分散型金融)の始め方

13 mins

ヘッドライン

  • DeFiは、従来の金融機関を介さずに、スマートコントラクトと呼ばれるプログラムによって運営される金融サービス
  • 暗号資産を長期保有するのであれば、DeFiで流動性を供給するのがオススメ
  • DeFiの参入ハードルが高いと感じた場合は、BybitステーキングやLidoを活用することも可能

従来の金融機関を介さずに、スマートコントラクトと呼ばれる自動プログラムによって運営されるDeFiは、手数料の削減や透明性の向上など、様々なメリットを備えており、近年注目を集めているWe3型の金融サービスです。DeFillamaを見ても分かる通り、DeFiへの資金流入は増加傾向にあり、APR(年利収益率)も上昇しています。DeFiへの参入は今が絶好のタイミングと言えるでしょう。

そこで本記事では、Pancakeswap(パンケーキスワップ)というDeFiプラットフォームを利用した、DeFiの始め方を解説します。DeFiの特徴や始め方を詳しく知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。

DeFiとは?特徴3つ

デフィ、リキッドステーキング、リステーキング、EigenLayer、LRT

DeFi(分散型金融)とは、銀行や企業といった中央管理者が不在で、ブロックチェーンの基盤上で自律的に動く金融サービスです。ブロックチェーン技術を基盤に構築されており、主としてイーサリアムブロックチェーンが利用されています。

スマートコントラクトと呼ばれるプログラムが自動的に金融サービスを提供し、利用者は自身の資産の管理権を持ち続けます。既存の金融システムに比べて、高度な透明性、地理的制限の排除、検閲耐性、匿名性、24時間365日利用可能性などのメリットがあり、将来性が期待されています。DeFiの主な特徴は以下です。

  • 中央管理者がいない分散型金融システム
  • コンポーサビリティ(構成可能性)
  • ウォレット接続だけで、サービス利用できる

有名DeFiサービス3つ

下記より、代表的なDeFiを紹介します。

  • Pancakeswap(パンケーキスワップ)

    2020年に誕生したBinance Smart Chain(BSC)上で稼働するDeFi。Binance Chainと互換性があり、Binanceのユーザーを中心に、世界で最も利用されているDEXの1つとして急成長している
  • Uniswap(ユニスワップ)

    Uniswapは、2018年に誕生したイーサリアムブロックチェーン上で稼働するDeFi。AMM(Automated Market Maker)と呼ばれる自動化された取引システムを導入している点が特徴
  • Compound(コンパウンド)

    Compoundの最大の特徴は、アルゴリズムによる金利設定。供給と需要に基づいて金利が自動的に調整され、効率的な金利設定が行われるDeFi

DeFiの始め方

DeFiの始め方について解説します。

  • メタマスクに暗号資産を送金
  • DeFiとメタマスクを接続
  • DeFiで流動性を作成

DeFiの始め方①:メタマスクに暗号資産を送金

Pancakeswapを利用するには、まずBinance Smart Chain対応の暗号資産メタマスクに送金する必要があります。送金方法は、以下の通りです。

  • Binanceから送金:Binanceアカウントを持っている場合は、Binanceから直接メタマスクに送金することができます。
  • 取引所から送金:Binance以外の取引所から送金する場合は、その取引所からBinance Smart Chain対応の暗号資産をMetaMaskに送金する必要があります。
  • フィアット通貨で購入:メタマスク内で、クレジットカードを使って暗号資産を購入することができます。

DeFiの始め方②:DeFiとメタマスクを接続

メタマスクに暗号資産を送金したら、Pancakeswapとメタマスクを接続する必要があります。接続方法は、以下の通りです。

  1. Pancakeswapの公式サイトにアクセス
  2. 右上の「Connect Wallet」ボタンをクリック
  3. 「MetaMask」を選択
  4. メタマスクの画面で、接続を許可

DeFiの始め方③:DeFiで流動性を作成

Add Liquidity

Pancakeswapには、様々な取引ペアの流動性プールが存在します。流動性プールに参加するには、以下の手順が必要です。

  1. Pancakeswapの公式サイトで、参加したい流動性プールを選択
  2. 「Add Liquidity」ボタンをクリック
  3. 投入するトークンの量を入力
  4. SET PRICE RANGE範囲を選択
  5. 「Supply」ボタンをクリックして、流動性を供給

上記の手順でDeFiに流動性を供給できます。

DeFi以外のおすすめ投資サービス

lido dao

DeFi以外のおすすめ投資サービスについても紹介します。下記のサービスは比較的簡単に暗号資産を運用できるサービスです。DeFiのハードルが高いと感じた人は、ぜひ参考にしてみてください。

  • Bybitステーキング
  • Lido

DeFi以外のおすすめ投資サービス①:Bybitステーキング

DeFiの参入ハードルが高いという人は、Bybitのステーキングもオススメです。Bybitステーキングは、暗号資産取引所Bybitが提供する、暗号資産を預けるだけで報酬を獲得できるサービス。PoSコンセンサスアルゴリズムを活用し、ユーザーはネットワークの維持に貢献することで報酬を受け取ることができます。

Bybit ステーキングには「積立ステーキング」と「定期ステーキング」の2種類があり、高い年間利回りが保証されているのが特徴。BTCやETH、USDTなどの人気の高いコインに対応しており、レベル1以上の個人向け本人確認(KYC)を完了させることで、Bybit ステーキングを利用できます。なお「積立ステーキング」と「定期ステーキング」の詳細は、以下です。

  • 積立ステーキング:収益は、ステーキングしたコインの種類と金額に応じて決まる。ステーキングをすると、日次収益は自動的に計算され、年間利回りはコインの種類や市場の状況により変動する
  • 定期ステーキング:ステーキング期間と年間利回りは、ステーキングプランを購入した際に決定。元本と利回りは、利回り配布日に自動的に資金調達アカウントに払い戻しされる

Bybitステーキングの始め方は、以下の記事で詳しく解説しています。

DeFi以外のおすすめ投資サービス②:Lido

Lido(リド)を利用することでイーサリアムの運用に、間接的に参加できます。Lidoとは、イーサリアム2.0へのステーキングを簡単に行うことができるサービス。Lidoを利用することで、ユーザーは32ETH以上を保有していなくても、イーサリアム2.0にステーキングすることができ、その利便性の高さから、現在最も人気のあるステーキングサービスの1つとなっています。Lidoの特徴3つは、以下です。

  • 32ETH未満でもステーキングに参加できる
  • テーキングしたETHと同等のstETHトークンを受け取れる
  • stETHトークンはステーキング報酬に応じて自動的に増加する

ETHのステーキングをより手軽に行えるようにすることを目的としており、ステーキングに必要な最低限の量を低く抑えています。Lidoを利用することで、ETHのステーキングに必要な技術的な知識やセキュリティリスクを回避することができるメリットもあるため、投下資金の少ない個人投資家にオススメの運用サービスです。

まとめ:DeFiで効率よく資産を増やしていこう

本記事では、DeFi(分散型金融)の始め方について解説しました。DeFiは、従来の金融機関を介さずに、スマートコントラクトと呼ばれるプログラムによって運営される金融サービス。仲介者を排除することで、手数料の削減や透明性の向上を実現しています。暗号資産市場の活発化に伴い、DeFiへの資金流入も増えています。DeFiは非常に高い金利収入が得られるというメリットがあるため、暗号資産を長期保有するのであれば、DeFiで流動性を供給するのがオススメです。

しかし、手順が複雑であるため、DeFiに代わるサービスを活用するのも良いでしょう。ぜひ本記事を参考に、PancakeswapなどのDeFiプラットフォームで、暗号資産の運用を始めてみてください。

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Ikkan Kawade
2020年よりBTC投資をはじめる。同時に、暗号資産ブログとSNSの運用を開始。DeFiでの資産運用・Play to Earnゲーム・国内NFTへの投資も積極的に行う。メタバースに深い関心があり、「メタバースへの移住」が目標。
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