暗号通貨の取引を行っている人は、損益計算をする必要がありますが、暗号通貨の損益計算を自動化できる「クリプタクト」を使えば、取引計算を自動化できます。クリプタクトは、暗号通貨取引所やウォレットとの連携が充実しており、取引履歴を自動で取り込むことで、複雑な損益計算を自動で行うことができるのが特徴。
そこで本記事では、クリプタクトの使い方や料金プランについて解説します。本記事を読むことで、クリプタクトの使い方や今後の見通しについても理解できるはずです。クリプタクトの利用を検討している人や、暗号通貨やNFTに投資をしている人は、ぜひ最後までご覧ください。
クリプタクトとは?
クリプタクトは、暗号通貨の損益計算を行うためのツールです。取引所からダウンロードした取引履歴をアップロードするだけで、自動で損益計算や確定申告書の作成が可能。
国内外の取引所やウォレットに対応しており、複数の取引所やウォレットをまたいだ取引も自動で計算が可能です。シンプルなステップではじめることができ、ユーザー数も国内No.1のサービスとなっています。
クリプタクトのメリットとデメリット
クリプタクトのメリットは以下です。
- 初心者でも簡単な操作ができる
- 対応している取引所・コインが多い
- DeFi取引も自動で識別できる
クリプタクトのメリットは、こちら。
- 完全無料では使えない
- 一部取引の追跡に限界がある
クリプタクトの評判や詳しいメリット・デメリットについては、以下の記事で紹介しています。
クリプタクトの使い方
クリプタクトの使い方を解説します。
- アカウント登録をする
- 初期設定をする
- 取引履歴を準備する
- 取引履歴をアップロードする
- 損益結果を確認する
クリプタクトの使い方①:アカウント登録をする
クリプタクトのアカウント登録は、以下の手順で行います
- クリプタクトの公式サイトにアクセスし、右上の「無料アカウント登録」ボタンをクリック
- メールアドレスとパスワードを入力し、利用規約とプライバシーポリシーに同意したら、「登録」ボタンをクリック
- 登録したメールアドレスに確認メールが届きますので、メール内のリンクをクリックしてアカウントを有効化
- アカウントが有効化されたら、ログイン画面に移動し、メールアドレスとパスワードを入力してログイン
クリプタクトの使い方②:初期設定をする
クリプタクトにログインしたら、計算方法の選択画面が表示されるので、ここで、個人か法人かを選択し、計算方法を決めましょう。
次に、計算の始め方を選択。最初から計算を始める場合は、2009年1月3日(ビットコインの誕生日)以降のすべての取引履歴が必要です。過去の計算結果を引き継いで計算する場合は、前年度期末時点のコインの保有枚数と平均取得単価を入力します。
クリプタクトの使い方③:取引履歴を準備する
取引履歴を準備する方法は、主に3つあります。
- 取引履歴をファイルで取得する方法
取引所のサイトから取引履歴のファイルをダウンロードします。取引所ごとにダウンロード方法が異なりますので、注意しましょう。取引履歴ファイルダウンロード方法については、こちらを参照してください。 - API連携で取引履歴を取得する方法
取引所のサイトからAPIキーを発行し、クリプタクトと連携することで、取引履歴を自動で取り込むことができます。API取得方法については、こちらを参照してください。 - ウォレットアドレスに紐づく取引履歴を取得する方法
アドバンスプラン以上に加入している場合、ウォレットアドレスを入力するだけで、DeFiやNFTなどの取引履歴を自動で取り込むことができます。
クリプタクトの使い方④:取引履歴をアップロードする
取引履歴を準備したら、クリプタクトにアップロードします。取引履歴をアップロードする方法は、主に以下の3つがあります。
- 取引履歴ファイルをアップロードする方法
クリプタクトの画面右上の「アップロード」ボタンをクリックし、取引履歴ファイルを選択してアップロードします。 - API連携で取引履歴をアップロードする方法
クリプタクトの画面右上の「API連携」ボタンをクリックし、取引所とAPIキーを選択して連携します。これにより、取引履歴が自動でアップロードされます。 - ウォレットアドレスを連携する方法
クリプタクトの画面右上の「ウォレットアドレス」ボタンをクリックし、ウォレットアドレスを入力して連携します。これにより、ウォレット内の取引履歴が自動でアップロードされます。
クリプタクトの使い方⑤:損益結果を確認する
全ての取引履歴をアップした後、実際のコイン保有枚数と、クリプタクトのポジションが一致するか確認しましょう。クリプタクトは取引所ごとのコイン枚数は追っておらず、アップされた全取引所の合算コイン枚数を表示しています。
- コインの種類と枚数が一致しているか
- 未分類取引がないか
- 損益計算が正しく行われているか
などを確認しておくのがおすすめです。
クリプタクトの料金プラン
クリプタクトの料金プランは、主に以下の7つです。
支払いを確定すると返金はされないため、その点に注意しましょう。プランはいつでも解約可能となっており、仮に解約した場合でも、契約した1年の有効期限まで利用可能となっています。
無料プラン | ・年間取引件数50件まで ・国内取引所の自動対応 ・1回のファイル容量50MB | 無料 |
お試しプラン | ・年間取引件数500件まで ・国内取引所の自動対応 ・カスタム取引・取引編集 ・データ保持 ・取引履歴一覧ダウンロード ・1回のファイル容量50MB ・帳票の詳細設定 | ¥8,800/ 年(税込) |
ライトプラン | ・年間取引件数5,000件まで ・国内取引所の自動対応 ・海外取引所の自動対応 ・カスタム取引・取引編集 ・データ保持 ・取引履歴一覧ダウンロード ・1回のファイル容量80MB ・帳票の詳細設定 | ¥19,800/ 年(税込) |
スタンダードプラン | ・年間取引件数50,000件まで ・国内取引所の自動対応 ・海外取引所の自動対応 ・カスタム取引・取引編集 ・カスタム取引のサブカテゴリー利用 ・データ保持 ・法人評価損益対応 ・取引履歴一覧ダウンロード ・1回のファイル容量80MB ・帳票の詳細設定 | ¥33,000/ 年(税込) |
アドバンスプラン | ・年間取引件数1,000,000件まで ・国内取引所の自動対応 ・海外取引所の自動対応 ・カスタム取引・取引編集 ・カスタム取引のサブカテゴリー利用 ・DeFi/NFT取引の自動対応 ・データ保持 ・法人評価損益対応 ・取引履歴一覧ダウンロード ・1回のファイル容量100MB ・帳票の詳細設定 | ¥55,000/ 年(税込) |
プレミアムプラン | ・年間取引件数5,000,000件まで ・国内取引所の自動対応 ・海外取引所の自動対応 ・カスタム取引・取引編集 ・カスタム取引のサブカテゴリー利用 ・DeFi/NFT取引の自動対応 ・データ保持 ・法人評価損益対応 ・取引履歴一覧ダウンロード ・1回のファイル容量200MB ・帳票の詳細設定 | ¥110,000/ 年(税込) |
億り人プラン | ・年間取引件数5,000,001件超 ・国内取引所の自動対応 ・海外取引所の自動対応 ・カスタム取引・取引編集 ・カスタム取引のサブカテゴリー利用 ・DeFi/NFT取引の自動対応 ・データ保持 ・法人評価損益対応 ・取引履歴一覧ダウンロード ・1回のファイル容量200MB ・帳票の詳細設定 | ¥220,000/ 年(税込) |
また、上記プランの他にも、クライアント向けサービスを提供する税理士・会計士向けのプランもあります。
もし、クリプタクトを税金の計算に利用する場合は、別途「税理士向けアカウント」への登録が必要となりるので、適宜登録をおこないましょう。
クリプタクトの今後の見通し
クリプタクトは、リリース当初からさまざまな機能の追加や改善が行われてきました。また、海外の暗号通貨取引所やウォレットとの連携も進んでおり、今後もさまざまなプロジェクトとの連携が期待されています。
2022年12月には、DeFiやNFTに対応した新しい機能が追加され、2023年1月には、メタマスクなどの人気のウォレットとの連携が追加されました。
- NFTの損益計算機能の追加
- 税務計算機能の強化
- 海外取引所やウォレットとの連携の拡大
上記のような機能追加などにより、クリプタクトは今後もさらに使いやすく、利便性が高まると予想されます。
さらに、暗号通貨やNFT市場は、近年急速に拡大しており、それに伴い、これからさらに暗号通貨に投資をする人が増えると予測されています。2024年以降も、暗号通貨やNFT、メタバースの発展が見込まれているため、市場の成長に伴い、クリプタクトの需要も高まると考えられるでしょう。
クリプタクトのよくある質問
クリプタクトを無料で利用することはできますか?
無料プラン利用中の登録データは、有料プラン移行後も引き継げますか?
クリプタクトには、どのような支払い方法がありますか?
過去年度分も含めて計算する場合、年度ごとに料金を支払う必要がありますか?
まとめ:損益計算を自動化したい人は、クリプタクトを使ってみよう
本記事では、クリプタクトの使い方や料金プランを紹介について解説しました。クリプタクトは、暗号通貨取引所やウォレットとの連携が充実しており、取引履歴を自動で取り込むことができるのが特徴。暗号通貨に投資するすべての人におすすめできるツールといえます。
また、継続的なアップデートやプロジェクト連携により、今後もさらに使いやすく、利便性が高まっていくはずです。クリプタクトの利用を検討している人は、ぜひ本記事を参考に始めてみて下さい。
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