暗号資産（仮想通貨）アプトス（APT）は、Meta社（旧Facebook）のDiemプロジェクトの元開発メンバーによって立ち上げられたレイヤー1ブロックチェーンプロジェクト。日本国内では2024年2月よりOKCoinJapanにて取引が開始されるなど、アプトスへの注目が高まっています。アプトスは高いトランザクション処理能力を持っていることから「ソラナ・キラー」とも評されており、2024年以降は次世代ブロックチェーンとして、更なる市場価値の向上が期待されます。
そこで本記事では、今後注目の高まるであろう、L1ブロックチェーンの注目銘柄「アプトス」について詳しく解説します。アプトスへの投資を検討している人は、ぜひ最後までご覧ください。
暗号資産（仮想通貨）アプトスとは？
暗号資産（仮想通貨）アプトスは、Meta社（旧Facebook）のDiemプロジェクトの元開発メンバーによって立ち上げられたレイヤー1ブロックチェーン。Diemプロジェクトは、2019年に発表されたLibraプロジェクトの後継として開発されていましたが、2022年に解散したことに伴い、開発チームが独立してアプトスを立ち上げました。
アプトスの最大の特徴は、Diemプロジェクトで培われた技術を基に開発された独自のプログラミング言語「Move」を採用している点です。Moveは、Rustのような安全性を持ちながら、スマートコントラクト開発に必要な機能を備えた言語であり、従来のSolidityなどの言語と比べて、より安全なスマートコントラクト開発を実現することができます。
高いトランザクション処理能力を持っていることから「ソラナキラー」とも評されており、レイヤー1ネットワークとして大きな市場シェアを獲得する可能性があります。実際にアンドリーセン・ホロウィッツ（A16z）などから資金調達に成功し、総額400億円超えを達成しています。
アプトスの仕組み
アプトスの仕組みは、以下の3つの要素によって構成されています。
- Move言語
安全性と高速性を兼ね備えた独自のプログラミング言語。Rustのようなメモリ安全性を持ちながら、スマートコントラクト開発に必要な機能を備えています。従来のSolidityなどの言語と比べて、より安全で高速なスマートコントラクト開発を実現することができる - AptosBFTコンセンサスアルゴリズム
高い処理速度とスケーラビリティを実現する独自のコンセンサスアルゴリズム。従来のPoWやPoSと比べて、より少ないエネルギー消費で高いセキュリティを実現することができます。また、シャーディングと呼ばれる技術を採用することで、将来的にネットワークの規模を拡張することが可能 - LibraVM
アプトスブロックチェーン上でMove言語で書かれたスマートコントラクトを実行するための仮想マシン。従来の仮想マシンと比べて、安全で安定したスマートコントラクト実行環境を提供している
アプトスは、Move言語、AptosBFTコンセンサスアルゴリズム、LibraVMなどの技術を組み合わせることで、従来のブロックチェーンの課題を克服しているプロジェクトです。今後、DeFiやNFTなどの分野において、アプトスの技術がどのように活用されるのか注目されています。
暗号資産（仮想通貨）アプトスと競合する国内で取り扱いのあるトークンの比較
アプトス、ソラナ、スイはいずれも、次世代ブロックチェーンとして注目されているプロジェクトですが、これらのプロジェクトは、それぞれ異なる特徴やアプローチを採用しており、異なる強みと弱みを持っています。
以下の表では、アプトスとソラナ、スイについての比較を行います。
| 項目 | アプトス | ソラナ | スイ |
|---|---|---|---|
| コンセンサスアルゴリズム | AptosBFT | Proof of History (PoH) | Proof of Stake (PoS) |
| 処理速度 | 1秒間に10万トランザクション以上 | 1秒間に65,000トランザクション | 1秒間に10万トランザクション以上 |
| プログラミング言語 | Move | Rust | Move |
| 承認方式 | PoS | PoS, PoH | DPoS |
| 主な用途 | DeFi、NFT | DeFi、GameFi、NFT | DeFi、NFT |
| ローンチ時期 | 2022年10月12日 | 2020年3月16日 | 2023年4月26日 |
| トークン価格（2025年3月19日時点） | ¥805 | ¥19,887 | ¥342 |
| 史上最高値 | ¥2,589 | ¥29,483 | ¥295 |
| 時価総額ランキング（2025年3月19日時点） | 30位 | 5位 | 19位 |
暗号資産（仮想通貨）アプトスを購入できる国内・海外の取引所
アプトスを購入できる国内・海外の取引所について解説します。
- OKCoinJapan
- SBI VCトレード
- KuCoin
- Bybit
アプトスを購入できる国内取引所：OKCoinJapan
OKcoinJapanは、中国大手暗号資産取引所「OKX」（旧OKEx）の日本法人で、2017年9月に設立され、日本国内で暗号通貨の取引サービスを提供しています。
アプトスはOKCoinJapanにて2024年2月より取引が開始。取り扱い開始後は入出庫、販売所、そして暗号資産を自動で定期的に購入できるサービス「積立投資」などのサービスが提供されています。なお、現状ではアプトスのステーキングサービスは提供されていません。
アプトスを購入できる国内取引所：SBI VCトレード
SBI VCトレードは、SBIグループが運営する日本の暗号資産取引所で、国内で安全かつ信頼性の高い取引環境を提供しています。2018年に設立され、幅広い暗号資産の取り扱いやステーキングサービスなど、多様な投資手段を提供しています。
アプトスはSBI VCトレードにて2024年5月より取引が開始。取り扱い開始後は入出庫、販売所、さらに暗号資産を定期的に購入できる「積立暗号資産」サービスも提供されています。なお、現時点ではアプトスのステーキングサービスは提供されていません。
アプトスを購入できる海外取引所：KuCoin
KuCoinは、2017年にシンガポールで設立された海外の暗号通貨取引所。現在では、世界200以上の国と地域で1800万人以上のユーザーが利用しており、世界最大級の取引所の1つとなっており、KuCoinでもアプトスの取引が可能です。
KuCoinでは、取引手数料が安く設定されており、取引量に応じて手数料が割引されるため、頻繁に取引を行うユーザーにとってはメリットがある特徴をもっています。2017年の設立以降、KuCoinは着実に仮想通貨市場を進んでおり、2020年にはCoinMarketCapのランキングでトップ5入りを果たし、暗号通貨トレーダーの間で高い評価を得ています。
アプトスを購入できる海外取引所：Bybit
Bybitは、2018年に設立されたシンガポールに本社を置く暗号通貨取引所で、バイナンスと並ぶ世界最大級の取引所の1つ。ビットコインやイーサリアム、そのほか主要通貨などに加え、先物取引やパーペチュアル取引など、多彩な取引オプションが利用可能、幅広い取引ツールを揃えています。Bybitではアプトスが上場しており、取引することが可能。
なおBybitは、レンディングや流動性マイニング、Bybitステーキングといった幅広い収益化サービスにも力を入れており、ユーザーからの高い評価を受けているのも特徴です。アプトスも「Bybitステーキング・流動性マイニング」に対応しており、アプトスを使った収益もできるため、リスク低く資産運用したい人は、Bybitを利用してみてください。
まとめ：暗号資産（仮想通貨）アプトスは大きな市場シェアを獲得する可能性がある
本記事では、次世代ブロックチェーンとして注目される「暗号資産（仮想通貨）アプトス」について、詳細な解説と競合との比較を行いました。アプトスは、Meta社（旧Facebook）のDiemプロジェクトの元開発メンバーによって立ち上げられたレイヤー1ブロックチェーンプロジェクト。高いトランザクション処理能力を持っていることから「ソラナキラー」とも評されており、今後の市場価値の向上にも期待されています。
日本国内ではOKCoinJapanのみの取り扱いですが、BybitやKuCoinなどの海外取引所でも上場しています。海外取引所の場合は、ステーキングや流動性マイニングといった幅広い収益化サービオスも提供されているため、効率よく資産を増やしたい人は、海外取引所を使うのがオススメです。アプトスへの投資を検討している人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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