国内取引所取り扱い暗号通貨(仮想通貨)のチェーンリンク(LINK)は23日、前日比で12%・7日比で42%の急騰をしている。チェーンリンクはブロックチェーンネットワーク間で安全なデータ転送を可能にする分散型オラクルネットワーク。外部のデータフィード、API、他のリアルタイム情報源をブロックチェーンネットワークに統合することで、スマートコントラクトの活用範囲を広げる。
After 450 days of consolidation, $LINK finally released from prison 🎯 pic.twitter.com/fe17NxZnV6
— Satoshi Flipper (@SatoshiFlipper) October 23, 2023
テクニカル分析を行うSatoshi Flipper氏はLINKが450日間のレンジ期間での底固め終えてレジスタンスを突破したと指摘。RSI(相対力指数)は、現在のRSI値は73.53で買われ過ぎの状態となっている。24時間のLINK取引量は12.7%増。
取引所と大口投資家がこぞってLINKを収集
オンチェーンデータプロバイダーのLookonchainによれば、韓国の仮想通貨取引所のBithumbとUpbitがLINKの上昇に一役を担っているという。両取引所は直近で900万ドルのLINKを蓄積した。仮想通貨取引所全体では現在、LINK総供給量の約20.26%である2億2,600万$LINKを保有。3745万$LINKがステーキングされている。
RSI(相対力指数)とは:
暗号通貨が買われすぎか売られすぎかを判断し、市場の過熱感を示すオシレーター系のテクニカル指標。数値は0~100で表され、一般的に50以上で強気トレンド、50以下で弱気トレンドと判断される。
大口投資家の動向も活発化している。バイナンス経由でLINKを大量に取得した投資家は、9月19日から1,100万LINKを集約。この投資家は、平均7.58ドルでLINKを取得し、現在の価格により約210万ドルの利益を上げている。
SPOT ON CHAINのデータによれば、大口投資家0xaaが61.2万USDCで5万5331LINKを平均11.06ドルで購入した。同投資家は、18年以降のLINK取引で数回の利益を挙げ、約98.7万ドルの利益を確保している。仮想通貨トラッキングツールのコインマーケットキャップによればLINKの市場全体の供給量のうち55%強が大口投資家が保有している。
LINKは現物資産(RWA)のトークン化を牽引するプロジェクトになりうる
暗号資産市場分析会社K33 Researchの11日レポートによれば、LINKへの投資はRWAのトークン化事業の最も安全な投資の選択肢となると指摘していた。チェーンリンクはANZ銀やSWIFTなどの大手金融機関とも協業しRWAのトークン化事業を行っている。暗号資産トラッキングツールcoincodexの価格予測によると、24年のLINKの最低価格予測は9.48ドル。最高値は58.94ドルまで上昇すると予測されている。
チェーンリンクは、年内にステーキングv0.2の新しいステーキングプラットフォームを立ち上げる。チェーンリンクは3日、チェーンリンクはAutomation 2.0とData Streams Mainnetを発表していた。Automation 2.0は安全性を保ちながらコンピューティングコストを90%削減する。
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