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LLACハウス建築クラウドファンディング、1000万円超の資金調達に成功

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国内NFTプロジェクトLLAC(Live Like A Cat)は16日、コワーキングスペース「LLACハウス」(愛媛県今治市)の建築支援を目的とするクラウドファンディング第1弾を終了した。260人から、1人あたり0.15ETH(約4万円)の支援が集まり、調達金額は39ETH(約1030万円)に達した。

支援者に対し、クラウドファンディングの返礼品となるSBT(SoulBound Token:譲渡不可能なNFT)を送付済み。追加のリターンについても現在検討中とのこと。地方創生におけるNFTのユースケースとなりそうだ。

LLACではこれまで、コワーキングスペース「LLACハウス」のアイデアや建築設計についてコミュニティ内で意見を募集し、議論を進めてきた。建設予定地は愛媛県今治市大島。予定総工費は7500万円で、建築費用の一部をクラウドファンディングにより補填する。オープンは2024年予定で、完全会員制のコワーキングスペースとなる予定。

LLACハウス建築クラウドファンディングは、1日に予約申し込み受付を開始し、9日から決済受付を開始。支援枠300口のうち、86%にあたる260口が決済完了した。残りの40口については18日、事前にキャンセル待ち枠に申し込んでいた支援希望者の中から当選者を発表する予定。キャンセル待ち枠の決済受付は19日から開始する予定だ。

NFT市場OpenSea(オープンシー)によると、LLACの累計取引高は1959ETH、最低取引価格は0.44ETH(約11万6000円)。なお、クラウドファンディングの返礼品SBTについてもオープンシーのコレクションページから閲覧可能。

NFT・SBT発行型クラウドファンディングのメリット

NFTまたはSBTを活用したクラウドファンディングのメリットとして、「支援金の入金にかかる期間が大きく異なる」という点が挙げられる。一般的なクラウドファンディング・プラットフォームでは支援金が入金されるまで、通常数カ月かかる。早期振込サービスを提供するプラットフォームもあるが、有料となるのがネックだ。

一方、NFT・SBT発行型のクラウドファンディングの場合、支援金はスマートコントラクトによって実行者のウォレット口座に即時入金される。日本円に両替する場合も、即日完了できる。

手数料について両者を比較すると、一般的なクラウドファンディング・プラットフォームでは、集まった支援金に対し10〜20%の手数料が発生する。一方、NFT・SBT発行型のクラウドファンディングの場合、自社でミント(新規発行)サイトを開発した場合は手数料無料。オープンシー上で販売する場合でも、システム手数料として徴収されるのは2.5%だ。しかしながら、NFTを含めた暗号資産(仮想通貨)の売却益は雑所得と見なされる旨が国税庁から公表されており、納税義務が発生する。

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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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