ライトコイン（LTC）の価格は３日現在、高騰し、過去5日間で34.5％の上昇を見せた。この価格上昇の背景には8月2日付近に予定されている半減期が寄与しているとみられる。暗号資産（仮想通貨）トラッキングサイトのコインマーケットキャップによれば、現在のライトコインの時価総額ランキングはソラナ（SOL）上回り、第9位となっている。
暗号資産分析サイトSantimentのデータによると、ライトコインの取引量が6月末より急増しており、6月30日には取引量が約33億ドルに達した。ライトコインのハッシュレートも過去最高水準を更新。ハッシュレートは過去1年間で約2倍にまで上がり、6月27日に1秒あたり797.5テラハッシュの最高値を記録した。
- ハッシュレートとは、暗号通貨マイニングの処理能力や速度を表す指標。マイニングとは、暗号通貨の取引を承認し、ブロックチェーンに新たなブロックを追加するための計算作業を指す。
ライトコインの半減期スケジュールは84万ブロック、または約4年ごとに行われる。最初の半減期は2015年8月に発生し、ライトコインの価格は半減期の50日前後までに300％以上に急騰。2回目の半減期は2019年8月に発生し、ライトコインの価格は半減期の50日前後までに300％以上の上昇を見せている。8月予定の半減期によりマイニングによるブロック報酬は12.5 LTC から半分の6.25LTCに減額される。本稿執筆時のライトコインの価格は112.3ドルで前日比6.21％を記録。年初来より60.４％の上昇を見せている。
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