Meta(旧フェイスブック)は27日、自社イベントMeta Connectdeで次世代スマートグラス「Ray-Ban Meta smart glasses」を発表した。10月17日から4万4640円からで発売が開始される。
同スマートグラスはRay-Banブランドを展開するEssilorLuxotticaとのパートナーシップにより実現。Metaは2021年から「Ray-Ban Stories」を提供しており、新作は第1世代のコア機能を改善し、全体を再設計。カスタム設計スピーカーで、音質向上し、通話や音楽、ポッドキャストの利用も可能だ。加えて5つのマイクでイマーシブオーディオ録音も実現している。
1200万画素のカメラと、米QualcommのSnapdragon AR1 Gen1プラットフォームを採用。32GBのストレージを内蔵し、1080p/60秒の動画撮影が可能だ。音漏れ低減、音量50%増で、低域が2倍改善された新型スピーカーの組み合わせにより、快適なハンズフリー通話を実現する。Facebook/Instagramのライブストリーミングでは、視聴者からのコメントの受取もできる。フレームとレンズの組み合わせは150種類以上でケースは最大8回の追加充電(合計36時間分)が可能となっている。
Ray-Ban Meta smart glassesでは、同日に発表されたAIアシスタント「Meta AI」とも連携。メッセージ内容の音読や、写真・動画の送信指示も可能。来年からは、スマートグラスで撮影した写真をAIが解析するマルチモーダル対応も予定となっている。同製品の日本での販売は現在未定となっている。
新型AI「Meta AI」、ヘッドセット「Meta Quest3」も発表
同イベントではRay-Ban Meta smart glasses以外にもさまざまなプロダクトが発表された。生成系AIのMeta AIは、Messenger、インスタグラム、WhatsAppに対応し、Quest 3やRay-Ban Metaスマートグラスにも統合される予定だ。MetaのLLM「Llama 2」や画像生成AIモデル「Emu」を使用したマルチモーダルカスタムモデルとして、Microsoft Bingと連携してリアルタイム情報を提供。AIのプロフィールは28種類のキャラクターオプションがあり、実在の俳優やタレントの外見も選択可能となっている。
新型ヘッドセットMeta Quest3のリリースは10月14日。128GBモデルは7万4800円、512GBモデルは9万6800円での販売となり、予約はすでに開始されている。VRとMRを切り替えがシームレスに可能で、6つのカメラセンサーとXR2 Gen 2プロセッサを採用することで、Quest 2と比較して10倍以上の解像度、Quest Proとは約2倍の解像度の映像を提供。さらにオーディオ面ではQuest 2よりも40%広範なオーディオ範囲を実現している。
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