マイクロソフトは15日、同社年次カンファレンスMicroSoft IgniteでカスタムAIサービス「Microsoft Copilot Studio」を発表した。同製品はMicrosoft365用Copilotをカスタマイズし、スタンドアローンのCopilotを構築するためのローコードツール。
Copilot StudioはCopilot for Microsoft 365に含まれており、企業特有のシナリオに合わせたカスタマイズが可能である。Copilot Studioを使用すれば、スタンドアロンのCopilotやカスタムGPTを構築、テスト、公開することができ、適切なアクセス権、データ管理、ユーザーコントロール、分析機能を備えたカスタマイズとスタンドアロンのCopilotを一括管理できる。Copilot Studioは16日現在で利用が可能となっている。6日には同社が出資を行うOpenAIがカスタムAIツールGPTsをローンチしたばかりだ。
Bing ChatはCopilotに
マイクロソフトは2月にBingで開始したAIチャットボットのBing ChatをCopilot in Bingに改名し、専用ウェブサイトも公開した。Copilotは、GPT-4やDALL-E などのOpenAIの学習モデルに基づいており、テキストおよび、画像の生成が可能。Copilotは、今後ChromeやSafariなどのEdge以外のウェブブラウザでも使用できるようになる予定で専用アプリのローンチも示唆された。同社には既に、「GitHub Copilot」をはじめとする12種の「Copilot」を提供している。StatCounterの8月レポートによれば、Bing Chatが開始されてから6カ月後もBingはGoogleから市場シェアを奪えなかった。
同社は7月、日本政府に対話型の生成AI「ChatGPT」最新版のサービスの提供をすると表明。マイクロソフトは、提携関係にあるOpenAI社のChatGPT最新版を、年間約3億3000万円でデジタル庁に提供する。
OpenAIは同日、同社製品の高まる需要を受けサブスクリプションサービスのChatGPT Plus」の新規登録を一時停止した。サム・アルトマンCEOは6日に開催された「DevDay」以降に同社製品の需要が高まっており、確実なサービスの提供のために停止をするとした。マイクロソフトはChatGPTのインターネット検索機能「Browse with Bing」でマイクロソフトの検索エンジンBingを提供している。
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