大手決済会社のペイパル(Paypal)は5日、メタバースと金融に関するレポートを発表した。それによれば、メタバース・ユーザーの80%が暗号通貨を使用している。
同調査では、メタバースを「ユーザーがアバターを通して行動し、インターネット上で作られた環境で他のユーザーと相互作用することができる仮想空間」と定義。対象者はメタバース・暗号通貨、およびVR・ARを現在・過去に使用経験のあるユーザー。またはそれらに興味がある1万人の成人を対象に行われた。調査の対象国は米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、スペイン、韓国、オーストラリア、シンガポールの10カ国。
調査結果によると、現在メタバース・ユーザーの80%が暗号通貨を使用しており、同ユーザーの97%が暗号通貨を保有している。最も保有されている暗号通貨はビットコイン(BTC)で、2位と3位はイーサリアム(ETH)とロボックス(RBX)と続く。現在メタバース・ユーザーでない5人に4人以上(83%)が、メタバースに興味があり、2023年中に利用を開始すると回答。一方で、メタバースユーザーの95%ビデオゲームをプレイしており、依然としてゲームユーザーへの人気が高いこともわかっている。
メタバースでの収益に関する質問では、回答者の16%が現在、収益があると答え、75%がメタバースで収入を得たいと回答。メタバース空間での収益化のハードルの高さが浮き彫りとなった。
この他、詐欺に対するメタバース支払いを保証や、メタバース間での相互運用性改善を求めていることが明らかになった。2022年、3800万人弱の人々がメタバース産業で年間280億ドルを消費した。
Appleは6日にMR(複合現実)ヘッドセット「Vision Pro」を公表。しかし、これはAppleがメタバースに参入する計画について直接言及したわけではない。メタ(旧facebook)はメタバース事業でこれまで多額の損失を出し、数千人の従業員を解雇している。
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