シンガポールに拠点を置く日本発Web3スタートアップVELVETTはこのほど、NFTマーケットプレイスUnikura(ユニクラ)のクローズドベータ版をリリースした。ユニクラでは、トレーディングカード・腕時計・現代アート・スニーカー・ブランド品などのコレクティブル(コレクターズアイテム)所有権と紐付けられたフィジタルNFTを発行し、売買できる。
ユニクラ上で取引されるアイテムは専用倉庫で保管され、管理面で手間がかかるコレクティブルの保管代行もしてくれる。コレクティブルを専用倉庫から所有者に発送することも可能で、その場合、フィジタルNFTは焼却(バーン)される。また、最初にコレクティブルを出品したユーザーは、対応するフィジタルNFTの取引が約定されるたび、ロイヤリティが入る仕組みを採用。
NFTマーケットプレイスUnikuraローンチの背景
日本のコレクターズアイテムは海外でも人気だが、海外向けにコレクティブルを販売するには配送、代金回収、関税、真贋証明、言語面など、多くの障壁があった。ユニクラでは、取引したいコレクティブルを専用倉庫に送るだけで、NFT化から出品までワンストップで完結する。
世界中で現実世界資産(Real World Asset:RWA)のトークン化に関する事例は徐々に増加している。米NFTレンディング企業Arcadeは7月、ロレックスなど高級時計を担保に暗号通貨を借りられる分散型質屋サービスをローンチし、話題となった。ボストン・コンサルティング・グループの最新レポートによると、RWAのトークン化関連の市場は2029年までに16兆ドル(2200兆円)規模に達するという。NFT市場では取引高、アクティブユーザー数ともに下落が続き、NFTの冬と呼ばれる苦境が続くが、NFTを活用したユースケースの開発に注目が集まる。
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