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IDOL3.0 PROJECT、正式メンバー決定へ|NIDTトークン売り圧に警戒

4 mins

ヘッドライン

  • アイドル創造プロジェクト『IDOL3.0 PROJECT』は30日、メンバー候補生決定最終投票を終了し、正式メンバーとして11人選出される
  • NIDTトークンは9月13日、125円に達した後37円まで暴落したが、投票を終えたNIDT保有者による投げ売りが原因と見られている
  • NIDTトークンは国内取引所coinbookおよびDMM Bitcoinで取り扱いがあるが、DMM Bitcoinに関しては「スプレッドが広すぎる」と不満の声も
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秋元康氏が総合プロデューサーを務めるアイドル創造プロジェクト『IDOL3.0 PROJECT』は30日、正式メンバーを決める最終投票を終了した。最終候補者29人の中から選出されるのは11人。10月7日、東京・渋谷ヒカリエホールAでイベントを開催し、選出された11名を発表・披露する。同グループのデビューは12月の予定。

今回、3月から4月にかけて実施された同プロジェクトのガバナンストークンニッポンアイドルトークン(NIDT)」のIEO参加者に投票権が与えられていた。IEOは、暗号資産(仮想通貨)取引所がプロジェクトを代行し、販売を行うトークンセール。

ニッポンアイドルトークン(NIDT)価格動向

ニッポンアイドルトークンは、国内暗号資産(仮想通貨)取引所coinbookおよびDMM Bitcoinで取り扱いがある。両取引所は同トークンのIEOおよび新規上場を4月に実施。IEOおよび上場価格は1NIDT=5円だったが、上場直後に76%下落するなどし、多くの投資家が価格動向に注目していた。その後は7月から上昇基調が続き、9月13日にピークとなる125円に達した後、一時37円まで暴落した

IDOL3.0 Projectでは同日、ファン投票による敗者復活戦「ホワイトナイトシステム:2nd」の投票を終了。投票期間中はNIDTトークン保有者に対し、1000NIDTあたり1票を毎日付与するなどしていた。投票最終日の13日以降、NIDTの投げ売りが発生し、価格暴落につながったもよう。この時と同様、最終投票を終了した本日以降、IEO参加者を中心にNIDTトークンの利確売りが懸念される。

また、DMM Bitcoinに関してはNIDTトークンのスプレッドが広すぎるとして、X(旧ツイッター)を中心に不満の声が散見される。本稿執筆時点で、売り(Bid)が25.001円に対し買い(Ask)が61.05円。スプレッドは約36円となっている。

NIDTレート(DMM Bitcoin

スプレッドとは:
暗号通貨やFXなどの金融商品取引における、買値と売値の価格差。スプレッドが狭ければトレーダーに有利となり、スプレッドが広ければトレーダーに不利に働く。例えばDMM Bitocinで100NIDTを購入する場合、買値は6105円。一方、購入した100NIDTを売却する場合、売値は2500円となる。計算上、NIDTトークンを売買するだけで3600円の損失が発生する。

一方、coinbookのスプレッドは買値61円に対し売値60円と、約1円。DMM Bitcoinと比較して狭いスプレッドを提供している

NIDTチャート(coinbook
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Shunsuke Saito
青森県出身。2021年に暗号資産(仮想通貨)投資を開始後、22年よりライターとして従事。国内暗号資産メディアにてライター・編集を経て、23年3月、BeInCrypto(ビーインクリプト)にジャーナリストとして参画。ビットコイン、NFT、PoSノード、DeFiなどへの投資経験を持つ。
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