スペースX、エヌビディア提携で新たな業界入り 市場はどう反応か

  • スペースXは、スターマインドAI1衛星向けの演算ペイロード設計にエヌビディアを選定した。
  • 全てのStarmind衛星にはNvidiaのRubin GPUとVera CPUを搭載する。
  • NVDAは3%上昇し、SPCXはスペースXの初決算発表前に8.7%上昇した。
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スペースXは、自社のStarmind AI1衛星に搭載するコンピューティングペイロードの設計にNvidiaを選定した。両社の株価は火曜日に上昇した。このニュースは、スペースXが上場企業として初の四半期決算を発表する数時間前に伝わった。

Starmindは、スペースXによる軌道上データセンター構想である。各衛星には、Nvidiaの最新世代であるRubin GPUとVera CPUが搭載される。Nvidiaは、この市場を「宇宙コンピューティング」と位置付けている。

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スペースX、Starmind AIでNvidiaを選定

Nvidiaは3月16日に宇宙コンピューティング製品群を発表した。その際、初期提携先として6社を挙げた。Aetherflux、Axiom Space、Kepler Communications、Planet Labs、Sophia Space、Starcloudがリスト入りした。

スペースXは含まれていなかった。しかし火曜日、その差は埋まった。しかも最大顧客として加わった。

スペースXは1月、連邦通信委員会(FCC)に最大100万基の軌道上データセンター衛星について申請した。申請内容は、高度500~2000キロメートルを対象とする。スペースXは設計を「ペタビット級レーザーメッシュ」と説明している。

参考までに、現在地球を周回する衛星は約1万5000基。スペースXはその数を66倍にしたい考え。

NVDAとSPCX株価の動き

Nvidia(NVDA)は火曜日の午後、212.91ドルで取引され、3.03%上昇した。スペースX(SPCX)は8.67%高の124.46ドルとなった。

Nvidia(NVDA)株価推移
Nvidia(NVDA)株価推移 出典:Yahoo Finance

スペースXには上昇要因が必要だった。同株価は、ナスダック100指数採用後も7月初旬の高値から35%下落していた。

SpaceX(SPCX)株価推移
SpaceX(SPCX)株価推移 出典:Yahoo Finance

この半導体が構想の実現性を高める。Nvidiaによれば、Space-1 Vera RubinモジュールはH100 GPUの最大25倍のAI計算能力を持つ。今秋から量産出荷を開始する見通し。

スペースX×Nvidia「Starmind」案件の今後の焦点

最大の課題は資金調達である。スペースXのAI事業部門は、昨年32億ドルの売上に対し64億ドルの損失を計上した。

火曜日午後4時30分(米東部時間)からのウェブキャストは、初めて実態を読み取る手がかりとなる。アナリストは3つの決算シナリオを予測し、その中心にはStarlinkのキャッシュフローが据えられる。

市場の見方は分かれている。キャシー・ウッド氏は7月にスペースXをお気に入り銘柄に挙げた。一方、NYUのアスワス・ダモダラン教授は、AI銘柄に近く調整が訪れると警告している。

規制当局の承認も未了のままだ。FCCは2月に申請を受理したが、まだ判断を下していない。その時まで、Starmindは「認可なき半導体発注」にとどまる。


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