オランダの著名投資家PlanB氏は、ビットコイン価格がこのほど、今後数年にわたる強気サイクルの入り口に立ったと主張した。国内暗号資産(仮想通貨)取引所における取引高シェアのうち、ビットコイン(BTC)が80%を占めるなど、ビットコイン投資に高い関心が集まっている。
なお、PlanB氏は2018年、ビットコイン版ストックフローモデルを提唱したことで知られている。
ビットコイン価格の強気サイクル入りを予測|今後2年間続く見込み
PlanB氏は8日、ビットコインの実現価格(5カ月)が長期保有者の実現価格(2年間)と交差していると指摘した。 過去にこの2本のラインが交差したタイミングは3回あったが、いずれもその直後から強気相場へ移行した。
過去の歴史が示す通り(赤丸)なら、今後2年以上は上方で推移するだろう。面白い時代がやってくる。
PlanB氏ツイッター(現X)
実現価格(Realized Price)とは:
ビットコインの平均取得価格。実現時価総額(現在の市場価格ではなく、最後の取引時点での取得価格から算出した時価総額)を現在の流通供給量で割って算出する。市場価格に比べ、デリバティブなどの影響を加味しない状態で、最後に現物が取引された時の平均取得価格を知ることができる。
ビットコイン価格とRSI(相対力指数)の関連性
PlanB氏によると、ビットコイン価格を予測する上でRSI(相対力指数)も重要な指標となる。 アナリストのなかには、割高か割安か判断するためにRSIを利用する者もいる。ビットコインのRSIは現在、2015年の強気サイクル直前時期と酷似している。 PlanBは、次のように述べている。
まるで時計仕掛けのように、2015年10月とまったく同じ場所にいる。
PlanB氏ツイッター(現X)
RSI(相対力指数)とは:
暗号通貨が買われすぎか売られすぎかを判断し、市場の過熱感を示すオシレーター系のテクニカル指標。数値は0~100で表され、一般的に50以上で強気トレンド、50以下で弱気トレンドと判断される。
さらにPlanB氏は、現在の市況において3万ドル以下でビットコインに投資しないことは、2019年時点において1万ドル以下でビットコインを買わないことと同義と主張。
PlanB氏は2021年、ビットコイン価格が2021年11月末までに9万8000ドルに達すると予想していた。この予測は外れ、ビットコイン価格は同月6万9000ドルに達した後、現在に至るまで20カ月超の弱気相場が続いている。本稿執筆時点でビットコイン価格は2万9403ドル、前日比マイナス0.16%。
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