米国発NFTプロジェクトPudgy Penguins(パジーペンギンズ)は26日、取引高および最低取引価格(フロア価格)ともに急上昇した。取引高は前日比6.2倍を超える85万3000ドル(約1億2700万円)、フロア価格は前日比12%増の5.20ETHを記録。
パジーペンギンズは同日、小売最大手ウォルマートと提携し、米国内の約2000店舗で公式グッズPudgy Toys(パジートイズ)の取り扱いを開始。これが同コレクションの取引需要を後押ししたと思われる。パジートイズは5月、米Amazonにてオンライン販売が開始されていた。デジタル購入証明書が付属しており、ユーザーはQRコードをスキャンすることで、パジーペンギンズのメタバースPudgy Worldでゲーム体験ができる。
NFTプロジェクトPudgy Penguins(パジーペンギンズ)とは?
パジーペンギンズは2021年7月にイーサリアム上で発行された、ペンギンをモチーフとするPFP(プロフィール画像)のNFT。コレクション点数は8888点。パジーペンギンズは当初、長らく下落傾向にあったものの、22年4月に米Web3起業家ルカ・ネッツ氏が同プロジェクトのIP(知的財産)を買収。ネッツ氏はプロジェクトの再建に成功し、取引高および取引価格は高騰した。5月には米ハリウッドの大手タレントエージェンシーWMEと契約を締結し、900万ドル(当時レートで約13億5000万円)の資金調達に成功している。
分散型アプリケーション(Dapps)データ企業DappRadarによると、現在の最低取引価格は4.93ETH(約118万4000円)。「NFTは終わった」という声も上がる昨今の厳しい市況において、安定した取引需要を誇るパジーペンギンズは珍しいケースと言える。

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