柴犬コイン(SHIB)は24日、独自のレイヤー2ブロックチェーンシバリウムが再び稼働した。柴犬コインはシバリウムを16日にローンチするも、大量のトランザクションからネットワークが一時停止。約170万ドル分のETHが一時定期に滞留していた。
シバリウムのブロックチェーンエクスプローラーshibariumscanによれば、ブロック処理が再開されている。シバリウムでは、11のバリデーターが稼働を開始しており、平均ブロック時間は5秒で、現在29のトランザクションが処理された。コア開発者であるShytoshi Kusama氏は22日のブログ投稿で、「ネットワークは再開する準備がほぼ整っている。機能停止が起こるのを防ぐための仕組みが整った。シバリウムは2日間のテストと、準備完了の状態を達成するためのパラメーターの微調整後、現在強化され、最適化されている。まだテスト中だが、ブロックを生産している」と述べ、進捗を報告していた。本稿執筆時には、シバリウムの再稼働を受け、ガバナンストークンのBONEが13.5%の急騰を見せている。一方で柴犬コインチームのRagnar氏はX(旧Twitter)で「シバリウムは現在もテストモードで、パブリック版のローンチではない。公式発表があるまで待っていただきたい」と語った。
加えて、新しい監視システムと、RPCレベルでのレート制限や、短時間の大量のトランザクションに対する自動サーバーリセットなどの機能が有効となり、BONEのステーキングオプションも増えるという。今年中には完全なガバナンスと管理システムを持つことを目指す。柴犬コインは23日、柴犬コインの哲学や目的を解説する包括的な文書「ShibPaper」を公開していた。
柴犬コインとは?
柴犬コインは「Ryoshi」という匿名の人物により、ERC-20規格に基づいて作られたミームコイン(トークン)だ。ドージコインを模倣し、柴犬と名づけられた。Ryoshi氏によれば、柴犬コインは「分散型の自発的なコミュニティ構築の実験」であり、仮想通貨プロジェクトが100%コミュニティによって運営されたらどうなるのかという実験であるとしている。SHIBの総発行枚数は1,000兆枚だが、21年5月にはイーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏がSHIB開発側から送付されたSHIBの40%をバーンし、10%を慈善団体に寄付したため、現在は約500兆枚が流通している。21年にはその価格は50万倍越えとなり、同年最も上昇した仮想通貨となった。柴犬コインのエコシステムではこのほかにもShibSwap(DEX)の提供やShib – The Metaverseの開発を行っている。柴犬コインは暗号通貨セキュリティ監査会社CertiKの監査を通過している。
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