ソラナ（SOL）ブロックチェーン対応のWeb3スマートフォンSaga（サガ）を販売するソラナ・モバイルは10日、Sagaの端末価格をおよそ40%値下げした。現在価格は599ドル（約8万7000円）。なお、対象となる出荷先は米国、EU、英国、カナダ、スイス、オーストラリア、ニュージーランド。現在のところ、日本在住ユーザー向けの販売は行っていない。
Solana Mobileは4月にSagaをリリースし、当初の販売価格は1000ドル（約14万5000円）だった。ソラナ・モバイルは今回の値下げについて「Web3モバイル端末の普及と、ユーザー体験を向上させるため」とコメントしている。
Sagaは、ソラナ・モバイルとスマートフォン開発企業OSOMが共同開発したAndroid OSのスマートフォン。4月から先行予約者向けに出荷を開始し、5月より一般ユーザー向けに販売を開始していた。同スマートフォンは、Android OSベースの5G対応プロセッサー（Snapdragon 8+ Gen 1）、12GB RAM、512GBのストレージ、6.67インチの有機ELディスプレイなどを採用。処理性能はアップルのiPhone14に匹敵するとしている。
また、Sagaは暗号資産（仮想通貨）のハードウェアウォレットとしての機能を持つほか、分散型アプリケーション（DApps）を配信する独自アプリストアSolana DApp Storeを実装。規約の制限や手数料がかからない形で、NFT市場マジックエデン（Magic Eden）など、ソラナ・ブロックチェーン対応のDAppsを利用できる。
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