SpaceX株は水曜日のプレマーケットで137ドル付近を推移し、公募価格の135ドル、火曜日の最安値135.52ドルをやや上回った。ただし、1時間足チャートでは下落ウェッジが形成されており、158ドルへの反発が生じつつある可能性が示唆される。
スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(SPCX)は、6月16日の高値225.64ドルから約40%下落した。木曜日のスターシップ13号機打ち上げは、このパターン通りとなるかの分岐点になる見通し。
SpaceX株、4週間で2つの主要サポートを割り込む
日足チャートでは、3日連続で下落し、火曜日は136.08ドルで引け、2.20%安となった。6月16日高値からの下落幅は89.60ドル、下落率は39.69%となる。
売り手は6月中旬に168ドルから171ドルのサポートゾーンを割り込んだ。7月1日の戻りでこのゾーンがレジスタンスとなったことが確認できる。続いて149ドルから153ドルのゾーンも7月8日に下抜けし、数日後の小反発を抑え込んだ。
一方、ファンダメンタルズ面の重しも強まっている。最初のロックアップ解禁20%分は7月下旬の第2四半期決算発表前後に到来する。ボーナスとなる10%分の解禁には175.50ドル超の終値が必要だが、現在の下落基調でその達成は極めて困難とみられる。
SpaceXはまた、6月に初の250億ドル規模の社債を年率5.35%から6.65%で発行した。供給増も加わり、イーロン・マスク氏の資産から既に5000億ドル超が失われている下落をさらに悪化させた。
下落ウェッジとRSIのダイバージェンス、強気派に望み
1時間足チャートでは弱気構図が複雑化する。7月1日の176ドル付近での戻り売り以降、SPCXは下落ウェッジに収束しつつある。このパターンは多くの場合上方向に動く。
ターゲットは157.89ドルで、現在値から約15%高い。ただし、この上昇シナリオは、149ドルから153ドルゾーンを買い手が再び上抜けて初めて有効化される。現在はこの辺りがレジスタンスになっている。
モメンタムもテクニカルを後押ししている。7月14日には、RSIが前回より高い安値を付けた一方で、株価は下値を更新した。これは調整局面入り後初めてとなる強気のダイバージェンス。
アナリストらも現水準に価値を見出す。エバーコアISIは火曜日、同社のカバレッジを新規に開始し、230ドルの目標を提示した。これはブローカのコンセンサス236ドルに近い水準。
「これほど非凡な企業で、人類の未来を本当に変えうる道を進んでいることに異論はない」
SPCXの相場予測、スターシップ13号機の成否が鍵
木曜日のスターシップ13号機打ち上げが、反発シナリオの最初の試金石となる。同ロケットは初めて20基の実用型スターリンクV3衛星を搭載。1回で60テラビット/秒分の能力を増強し、1回のファルコン9打ち上げ比20倍以上に相当する(SpaceNewsによる)。
打ち上げミッションが成功すれば、株価はウェッジ上抜けを果たし、マスク氏の長期バリュエーション主張を支える可能性。逆に失敗なら、135ドルのIPO価格割れとなり、SPCXは下値支持のない「価格発見」局面に入るリスクが生じる。
SPCXエクスポージャーを求める個人投資家の動きもオンチェーンで依然確認される。ソラナ(SOL)上のトークン化SpaceX商品は、Backpackのトークンが1万人超保有者をもち、第2四半期のネットワークにおけるトークン化株式取引高は57億7000万ドルに達した。
現状、SPCXは158ドルを指す強気パターンと、買い手が守り切れないIPO価格という2つの節目の間に位置している。









