次世代レイヤー1ブロックチェーン「スイ・ネットワーク(以下、Sui)」は3日、メインネット開始以来、過去最高額のTVL(Total Value Locked)を記録した。TVLとは、分散型金融(DeFi)プロトコルに預けられた暗号資産(仮想通貨)の総価値を表し、そのプロトコルの市場価値を測る重要指標。同ブロックチェーンのTVLは直近1カ月で大きく増加し、3日時点で3695万ドル(約55億4000万円)。この間の上昇率は47.84%。
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Sui上で展開されている主要な分散型アプリケーション(DApps)として、分散型取引所(DEX)のCetus、暗号通貨レンディングNAVI protocolなどが挙げられる。
Suiは、Web3企業ミステン・ラボが開発するレイヤー1(L1)ブロックチェーン。米メタ(旧Facebook)がステーブルコイン開発を目的に発足させたディエム(Diem)の主要メンバーらが共同で創設した。メタ独自のプログラミング言語Move(ムーブ)をベースに採用し、高い取引処理能力を誇る。5月にメインネットの稼働を開始し、7月には電通がSui上で分散型ID(DID)を用いた日本の知的財産(IP)コンテンツ支援プロジェクトを開始している。Suiは、A16z(アンドリーセンホロウィッツ)など暗号資産ベンチャーキャピタルから多額の資金調達に成功していることでも知られている。
暗号通貨SUI、国内初上場近づく
スイ・ネットワークの基軸通貨SUIは、国内取引所OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン)で10月中旬に取り扱いを開始する。SUIトークンの国内上場は今回が初。SUIトークンは、同ネットワークのTVLが急上昇した2日、およそ1カ月ぶりとなる0.5ドル台に回復するも、直後に反落。現在価格は前日比6.6%減の0.4613ドル。
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