10月14日にリップルのデビッド・シュワルツCTOが誤ったビルボードの前で自撮り写真を投稿し、XRPとハリウッドスターを結びつけてジョークを発信したことから、Crypto Twitterが騒然となった。この話題は急速に拡散し、暗号資産業界で著名な2人も巻き込む騒動となった。
その裏では、XRPを主流金融がどのように位置付けるかという、より深刻な問題が横たわる。
誤ったビルボードが話題となった経緯
10月14日、シュワルツCTOは「間違えたビルボードだった」とキャプションを付けて自撮り写真を投稿した。背景にはハリウッドスターのシドニー・スウィーニーが出演するスポーツ予測マーケット「Novig」の広告が写っていた。このミスマッチが冗談の発端となった。
スウィーニーは「ユーフォリア」「Anyone But You」などで知られる俳優であり、その知名度ゆえにミームに文化的な親和性を持たせた。有名俳優の広告は関心を集めやすく、暗号資産ユーザーもすぐさま話題を拡散させた。
この写真にはXRP支持者や批判者から多数の返信が寄せられた。その後シュワルツCTOは「今回は正しい」とのキャプション付きで2枚目の写真も投稿し、ネタが続いた。
カルダノのチャールズ・ホスキンソン創業者もこの写真に気づき、「彼女がXRPを持っていることは知っていた」と返信した。
この短い返答は数時間で拡散され、スウィーニーがXRPを保有しているかのようなミームや仮説がユーザー間で共有された。前後の文脈が不要なこの発言だからこそ、急速にSNS上で広がった。
シドニー・スウィーニーは密かにXRPを保有しているのか
スウィーニーがXRPを保有しているという証拠はない。今回の一連の騒動は、ビルボードを取り違えたことで生まれた軽い憶測に過ぎない。
このジョークは米国における女性の暗号資産参入が拡大する時期と重なる。「2026年暗号資産保有者の現状レポート」は、2026年5月にナショナル・クリプトカレンシー・アソシエーションとハリス・ポールが発表した。
2025年から2026年の間に新たに参入した米国の暗号資産保有者のうち、女性は42%を占めた。2025年以前に始めた層では34%だった。女性の保有割合は1年で10%増加している。
有名人の言及がこの数字に影響したかは、同レポートでは示されていない。ただ、市場の裾野が広がっている傾向は読み取れる。
ハリウッドスターと暗号資産業界を代表する2人の組み合わせが、ネット上で注目を集める結果となった。
もっとも、この業界はストーリーや話題で盛り上がる特性があり、ミームは瞬時に注目を集める。今回の現象がXRPの市場動向に何らかの影響をもたらすかは不明。
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