ビットマインのトム・リー会長は、イーサリアム(ETH)の週間8%下落について四半期末のウィンドウドレッシングが要因との見方を示し、ファンドが過去3カ月で値を下げた銘柄を削減したと指摘した。
同会長は、ビットマインが570万40ETH(約90億ドル相当)を保有していると発表した際に、このように述べた。
リー会長、ETH下落は四半期末のウィンドウドレッシングと指摘
ウィンドウドレッシングとは、運用担当者が四半期末の報告前にパフォーマンスが振るわない銘柄を売却することを指す。実績やリターンの向上には直結しないが、投資家に損失銘柄の少ないポートフォリオを見せることができる。
リー会長は、今回のイーサリアムの下落についてこの手法を理由に挙げた。
「先週は暗号資産投資家にとって厳しい週となり、ETHは8%下落した。6月の四半期末が近づいており、過去3カ月で値を下げた資産を投資家が減らす『ウィンドウドレッシング』が見られるのも当然の流れだ」と述べた。
この下落は広範な軟調相場の一環。イーサリアムは過去1カ月でほぼ22%下落し、ビットコイン(BTC)の19%安を上回る下げとなった。これで3四半期連続の赤字四半期となる見通し。
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ETHがコスト割れも機関投資家は買い増し継続
それでもビットマインは軟調地合いでも積極的な買いを継続した。先週は2万7084ETHを追加取得した。
同社の保有割合は全供給量1億2070万ETHの4.7%に達し、「Alchemy of 5%」目標の94%を達成している。
「ウォール街によるレガシーインフラの暗号資産基盤への刷新と、次世代AI決済基盤の構築という2大要因は、暗号資産の長期的な成長を後押しする。ビットマインは長期視点を重視し、こうした指数的成長ドライバーに最適に備える経営を継続する」とリー会長は加えた。
一方で、ETH保有第2位のシャープリンクも8カ月ぶりに買い増しを再開した。
Lookonchainによると同社は3万9196ETHを買い増した。再び積極的な取得姿勢を見せる半面、シャープリンクは依然として約17億ドルの含み損を抱えており、平均取得コストは1ETHあたり約3609ドルとなっている。
こうした大口保有者の買い増しは、エントリーポイントを大きく下回る水準でも保有する姿勢が揺るがないことを示す。四半期末決算が転換点となるのか、それとも下落基調が続くかは7月に明らかになる見通し。
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