博報堂プロダクツは19日、アプリ等のダウンロード不要でNFTを取得・保有できるQR読込型NFTウォレット「Cocollet」の提供を開始した。Cocolletは、一般社団法人ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ(JCBI)の加盟企業が開発し、JCBIが無償提供しているウォレットアプリ「NFT Shelf」(エヌエフティー・シェルフ)を利用し、映画「トランスフォーマー/ビースト覚醒」の来場促進に活用されている。同日現在、同タイトルが上映される映画館で、来場者限定の数量限定NFTポスターが無料配布されている。
通常版(2D/3D)と特殊フォーマット版(IMAX3D/MX4D3D/4DX3D/Dolby Cinema3D/Dolby Atmos2D)で同映画を鑑賞する場合、異なるデザインのNFTが用意される。これら両方を集めた場合、オリジナルポスターNFTが手に入るという。
NFTの無料配布にあたってはJCBIが支援するコンテンツ領域に特化したパブリックブロックチェーン「Sanpō Blockchain」が採用。Sanpō Blockchainはガス代が発生しないため、興行主は配布のコストの負担を心配することなくユーザーに特典グッズとしてNFTの配布が可能だ。加えて、ファンは受け取ったSanpō Blockchain のNFTを、JCBIのウォレットアプリ「NFT Shelf」で保管し続けられるため、興行主はNFTの配布を終了した後、キャンペーンサイトを開設し続けるコストの負担も発生しない。NFTを用いて他の企業の特典を付与することで、他企業とのコラボキャンペーンを拡大することも可能だ。
NFTを活用したキャンペーンの事例は国内でも増えてきており、九州旅客鉄道(JR九州)は12日、同社のNFTプロジェクト「JR九州NFT」プロジェクトの取り組みの一環として、指定された各駅でのNFTの無料配布を開始した。本田技研工(Honda・ホンダ)は20日、アニモカブランズジャパンなどとともにNFTの配布などを含めたファンエンゲージメントを開始。アーティストの新しい学校のリーダーズは8月よりKDDIが提供するメタバース「αU」とコラボし、音楽フェスなどでのNFTの無料配布を行っている。
NFTウォレットCocollet(ココレット)とは?
Cocolletは、博報堂プロダクツが19日から提供を開始した、アプリ等のダウンロード不要でNFTを取得・保有できるQR読込型のNFTウォレット。スマートフォンから2次元コードを読み込み、メールアドレスとパスワードの情報のみでNFTの入手・コレクションができる。NFTを複数集めることで新たなNFTを生成する「コンプリート特典機能」も搭載されている。同ウォレットにはSanpō Blockchainが採用されている。Cocolletは今後、くじ機能やSNSシェア、NFT交換、マーケット出品サービスなどをユーザーに提供する予定だ。
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