トランプ氏、米国債を数百万ドル購入 FRB利下げ決定直前

  • ドナルド・トランプ氏は、3月に米国債や地方債、社債、高利回り債ETFなど合わせて最大1億6,100万ドルの債券取引を開示した。
  • この提出は、FRBの次回利上げ決定を目前に控えたものだ。政策担当者が追加利下げを示唆または実施すれば、債券価格が上昇する可能性がある。
  • これらの取引は、金利低下や市場慎重姿勢に備えたポートフォリオ構成を示唆するが、提出書類ではトランプ氏が連邦準備制度理事会を意識して個人的に購入時期を決定したことは証明されていない。
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トランプ米大統領が2026年3月、最大で1億6100万ドル相当の債券を購入していたことが分かった。米政府倫理局が公開した定期取引報告書で明らかになった。

この提出書類は、連邦公開市場委員会(FOMC)が金利を決定する会合直前に公表となった。投票結果次第では、市場全体の債券価格に大きな動きが出る可能性。

報告書、複数セクターで大規模な債券買い明記

報告書には175件の取引が記載され、うち購入は164件、売却は11件だった。トランプ米大統領の報告では、具体的な金額ではなく、価格帯で表記されている。債券購入額は低い区分で合計5100万ドル以上に達する。

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最大規模の取引の多くは「100万~500万ドル」の範囲に分類。これらの大半は地方債や米国債だった。全取引の価格帯上限を合計すると約1億6100万ドルとなる。

購入先にはエヌビディア、マイクロソフト、ゴールドマン・サックス、ボーイングの社債も含まれていた。そのほか、報告書ではシティグループ、ネットフリックス、ゼネラル・モーターズ、ブロードコム、メタなどを発行元として挙げている。

開示文書にはハイイールド債の上場投資信託(ETF)も記載された。

FRBの利上げ判断で債券価格に変動も

連邦公開市場委員会は火曜日から2日間の会合を開始する。同委員会は水曜午後2時(東部時間)に金利政策を発表予定

米連邦準備制度理事会(FRB)は昨年12月、政策金利を0.25ポイント引き下げていた。25年に入って3回目の利下げとなった。

前回の決定後、国債利回りは低下し、債券価格は市場全体で上昇した。発表直後に10年債利回りは3ベーシスポイント以上低下した。

仮に再び利下げが実施されれば、債券価格には同様の反応が見込まれる。債券価格は一般に金利と逆相関で動くためだ。市場は水曜の決定を見極め、債券ラリーがさらに継続する余地を探る展開となる。


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