VISA、「Visa Web3ロイヤリティエンゲージメントソリュー」を立ち上げ

5 mins
更新 Shota Oba

ヘッドライン

  • ビザ(Visa)は4日、Web3技術を活用した新しい顧客エンゲージメントソリューション「Visa Web3ロイヤリティエンゲージメントソリューション」を立ち上げた
  • 同サービスは、ブランドがデジタル世界で顧客との関係を強化するためのもので、ゲーム化されたギブアウェイ(プレゼント企画)や拡張現実(AR)の宝探しなど、没入型プログラムを提供する
  • 同社が発表した調査によれば、消費者の期待は変化しており、従来のポイントベースの特典を超えた新たな報酬を求めている
  • promo

大手決済会社のVISAは4日、Web3技術を活用した新しい顧客エンゲージメントソリューション「Visa Web3ロイヤリティエンゲージメントソリューション」を立ち上げた。同サービスは、ブランドがデジタル世界で顧客との関係を強化するためのもので、ゲーム化されたギブアウェイ(プレゼント企画)や拡張現実(AR)の宝探しなど、没入型プログラムを提供する。

VISAの新ソリューションはSmartMedia Technologiesによって提供され、Web2とWeb3の技術を組み合わせた企業向けプラットフォームを通じ、、デジタルウォレットを利用し、顧客に対する報酬を提供できるようになる。これにより、旅行やスポーツなど様々な分野でのバーチャル、デジタル、リアルワールドの体験が可能になる。

VISAのキャスリーン・ピアース-ギルモア氏は「新しいデジタルロイヤリティソリューションにより、ブランドは顧客の取引だけでなく、積極的なエンゲージメントに対しても報酬の提供が可能となる。これにより、セキュアでシームレスなデジタルおよびリアルワールドの体験が可能になる」と述べた。

現状77%以上人々がリアルワードでの体験を重視している

同社が発表した調査によれば、消費者の期待は変化しており、従来のポイントベースの特典を超えた新たな報酬を求めている。77%以上の消費者がリアルワールドの体験を重視し、60%が好みに合わせたカスタマイズされた体験を求めている。

SmartMedia Technologiesのタイラー・モービアスCEOは「VISAとのパートナーシップにより、ロイヤリティとエンゲージメントの未来を革新する。私たちのWeb3プラットフォームは、消費者との接点を提供し、モバイル決済ファーストの世界でブランドと消費者間の価値交換を再定義する」と語った。

SmartMedia Technologiesは、Web3を活用して顧客エンゲージメントを強化するプラットフォームを提供。ARゲームや仮想体験を通じた報酬プログラムを実現し、ユーザーは専用モバイルアプリ「SmartMedia Wallet」でトークンや報酬を管理できる。主要提携先にはアメリカン・エキスプレスやバーバリーがある。

決済会社×Web3技術の統合

VISAは、ブロックチェーン技術を活用した決済ソリューションの開発に注力している。23年9月には、ソラナチェーン版USDコイン(USDC)を用いたクロスボーダー取引の高速化を目的としたパイロットプログラムを開始。8月にはイーサリアム(ETH)ブロックチェーン上のガス代の支払いにクレジットカードを使用する実験を行い、法定通貨決済に関するユーザー体験の向上を図った

送金・決済大手のペイパル(PayPal)は23年8月、独自の米ドルステーブルコイン「PYUSD」をローンチした。決済大手マスターカードは同年10月Web3ウォレット企業との協業に向け模索を開始。同社では、ステーブルコインによるオンチェーン決済や、格安の取引手数料や高速決済を実現するブロックチェーンのネットワークを活用したグローバル規模のカード発行を想定している。

ベスト暗号資産取引所
BingX BingX 見る
AlgosOne AlgosOne 見る
BYDFi BYDFi 見る
Coinrule Coinrule 見る
Chain GPT Chain GPT 見る
ベスト暗号資産取引所
BingX BingX 見る
AlgosOne AlgosOne 見る
BYDFi BYDFi 見る
Coinrule Coinrule 見る
Chain GPT Chain GPT 見る

Trusted

Follow us on:

X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル

免責事項 - Disclaimers

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

shota_oba.png
Shota Oba
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
READ FULL BIO
スポンサー
スポンサー