NFTコレクションCNP(CryptoNinja Partners)において3日、同NFTを保有する大口投資家ウォレットがハッキングされた。盗難被害は87点にのぼったが、先日実装された盗品凍結機能を活用したことで、被害は最小限に食い止められたもよう。CNPのマーケティング担当・イケハヤ氏がTwitterで状況を説明した。
NFTマーケットプレイスOpenSeaの取引履歴によると3日夜、CNPの大口投資家ウォレットが、悪意のある攻撃により乗っ取られた。ハッカーは、OpenSea上で提示されていたCNPの購入オファーに対し、ハッキング直後から次々と売却した。
この大口投資家ウォレットが保有していたCNPは87点であったが、ハッカーは3日21時49分から21時59分の10分間にかけて、14点のCNPを売却した。CNP運営チームは直後に、新スマートコントラクトで実装された「盗品凍結機能」を残り73点のCNPに対し、適用した。
盗品凍結機能とは:
NFT発行主の判断により、保有者の意思に拘らず対象となるNFTの売買・転送を凍結するもの。ハッカーにより盗まれたNFTが売買され、第三者の手に渡ることを防ぐメリットがある。
さらにCNP運営チームは4日朝、ハッカーにより売却され第三者の手にわたったCNP14点のうち、8点を買い戻した。これにより、盗難被害にあったCNPは実質6点となっている。現在、盗品凍結機能が適用されたCNPのうち、OpenSeaで出品されているものは「Locked」と表示され、売買不可。
これまで大規模なハッキングが発生した場合、ハッカーによりNFTが大量に投げ売りされ、盗品が第三者の手に渡るのみならず、最低取引価格の大幅下落・狼狽売りの増加など、悪影響が大きかった。CNPは新スマートコントラクトに移行したことで、これらの被害を避けたかたちとなった。
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