トラスティッド

ワールドコイン(WLD)、史上最高値を更新=OpenAIの新製品「Sora」のローンチの影響か

5分
投稿者 Shota Oba
編集 Shota Oba

概要

  • ワールドコイン(WLD)は19日、6.29ドルを記録し史上最高値を更新した
  • 上昇の背景にはOpenAIが16日にリリースしたテキスト指示に基づいて動画を生成する新生成AIモデル「Sora」が関連しているとみられる
  • ワールドコイン価格は、OpenAIに関連するニュースに反応しており、2023年11月には、アルトマンCEOが一時的にOpenAIから解任された際に価格が下落していた
  • promo

OpenAIのサム・アルトマンCEOが共同創設者として知られるワールドコイン(WLD)は19日、6.29ドルを記録し史上最高値を更新した。上昇の背景にはOpenAIが16日にリリースしたテキスト指示に基づいて動画を生成する新生成AIモデル「Sora」が関連しているとみられる。

Soraは現在、モデルの潜在的な危害やリスクを評価している「レッドチーム」にのみ利用可能であり、視覚アーティスト、デザイナー、映画制作者にもアクセスが提供されている。OpenAIは、Soraを通じて、現実世界を理解しシミュレートするモデルの基礎を築き、AGI(人工汎用知能)達成のための重要なマイルストーンと位置づけている。

ワールドコイン価格は、OpenAIに関連するニュースに反応している。2023年11月には、アルトマンCEOが一時的にOpenAIから解任された際に価格が下落していた。他のAIトークンも過去1週間で価格が上昇しており、コインゲッコーのAIトークンリストは全体で31.8%上昇している。一方でSpot On Chainのデータによれば、破綻したFTXの関連会社アラメダリサーチは本稿執筆時点で2500万WLDを所有している。

プロトコルの成長は顕著も、採用に向けた対応は2極化

公式サイトによるとこれまでに約344万件のWorld IDが登録されており、18日にはWorldCoinのアプリケーションWorld Appの週間アクティブユーザーが100万人を突破した。ワールドコインは23年12月13日、World ID 2.0へのアップグレードの一環としてShopify、Minecraft、Reddit、Telegram、Mercado Libreなど大手プラットフォームと統合した。

一方で1月31日には、香港の個人データ保護委員会(PCPD)がワールドコインの現地オペレーションに対する調査を開始し、「個人データのプライバシーに対する深刻なリスク」と評した。また、ケニアではサービスが完全に中止され、インドでは虹彩スキャンが一時停止されている

ワールドコイン(WLD)とは?

Worldcoinは2019年にサム・アルトマン氏によって設立され、AIと人間を区別する技術の開発に注力している。このプロジェクトは、生体認証のアイリススキャン技術、Orbsを用いて、本物の人間とボットを識別する。WorldcoinはWorldID、WorldApp、WLDの3つのコンポーネントから構成され、ユーザーはアイリススキャンで認証を行い、トークンが発行される。この認証プロセスではユーザーの個人情報は一切収集されず、ただ人間であるという事実だけが確認される。ワールドコインではWorld IDの導入により、Web3とインターネット全体での民主的ガバナンスメカニズムの展開や資産の平等な分配が可能となる。

ベスト暗号資産取引所
Bitget Bitget 見る
Phemex Phemex 見る
Margex Margex 見る
Bybit Bybit 見る
Coinrule Coinrule 見る
ベスト暗号資産取引所
Bitget Bitget 見る
Phemex Phemex 見る
Margex Margex 見る
Bybit Bybit 見る
Coinrule Coinrule 見る

Follow us on:

X(Twitter):@BeInCryptoJapan
Telegramチャンネル:@BeInCrypto Japan オフィシャルチャンネル

免責事項 - Disclaimers

当ウェブサイトに掲載されているすべての情報は、誠意をもって作成され、一般的な情報提供のみを目的としています。当ウェブサイトに掲載されている情報に基づいて行う一切の行為については、読者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

Shota-Oba.png
国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
筆者の紹介を全文表示
スポンサー
スポンサー