ワールドコイン(WLD)の運営企業Tool for Humanity 現在、共同創設者のサム・アルトマン氏のOpenAIやペイパルとの提携を模索している。ブルームバーグが25日に報じた。
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同社のアレックス・ブラニアCEOはOpenAIとの潜在的なパートナーシップについて「自然に協力できる点がいくつかあるが、まだ発表する段階にはない」と語った。さらに、PayPalとの「会談」はあったが具体的な進展はないとも付け加えた。ワールドコインは23年12月、Shopify、Minecraft、Reddit、Telegram、Mercado Libreなど大手プラットフォームとの統合を発表していた。
ワールドコイン18日、プロジェクトの一環として新しく導入されるLayer 2ブロックチェーン「World Chain」を発表していた。World Chainは「人間のために設計された新しいブロックチェーン」と称し、今夏リリース予定で、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンとして、オプティミズム(OP)のSuperchainエコシステムとの一部となる。
ワールドコインのユーザートランザクションはWorld Chainの発表時点で、OPメインネットのアクティビティの約44%を占め、ネットワーク上で最大のアプリケーションとなっている。一方でワールドコインの提供するサービスをめぐっては物議を呼んでおり、ドイツとアルゼンチンでの調査、ケニアでの禁止措置に続き、スペインとポルトガルの規制当局は、未成年者が目のスキャンを許可されていたとしてデータ収集の停止した。
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ワールドコインは24日、WLDトークンの販売による拡大計画を発表。計画では最大6ヶ月間、毎週50万から150万トークンを売り出す。この販売により、3600万WLDトークンが流通供給される見込み。これにより既存の供給量である1億9300万トークンの18.6%増となる。3600万WLDは、市場価格に基づくと約1億9500万ドルの価値に当たる。
ワールドコイン(WLD)とは?
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ワールドコインは、「Orb」と呼ばれる球体デバイスを用いて人間の虹彩をスキャンし、AIと人間を区別することで「World ID」を提供するプロジェクトである。プロセスを完了したユーザーには、暗号資産「WLD」が配布される仕組みだ。同認証プロセスではユーザーの個人情報は一切収集されず、ただ人間であるという事実だけが確認される。同仕組みにより、ベーシックインカムの実現を目指している。
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