AI×メタバースプラットフォームXANA、イオンのファッションブランド「ダブルフォーカス」、デザイン企業のゼルスは23日、メタバース内でも着用可能なウェアラブルNFT「企業コラボ®Tシャツ」を発表した。発売は現物Tシャツが26日、NFTが2月9日から。同NFTプロジェクトでは、イオンリテール提案の「ダブルフォーカス」から発売されるTシャツを、XANAメタバースで再現・NFT化される。
『企業コラボ®Tシャツ』は、約1000社以上の企業へのプロデュース実績を持つゼルスが企画デザインを担当。日本を代表する企業のロゴや人気商品のイラストがデザインされた現物のTシャツが全国の「イオン」「イオンスタイル」約340店舗で販売され、一部はXANAメタバースのNFTマーケットプレイス「XANA NFT」でも販売される。NFT購入者はメタバースXANA内の、自身のアバターで自由に着せ替えができ、現実でも同様のTシャツが着用可能となる。
NFT「企業コラボ®Tシャツ」は2月9日に発売開始。14社18柄、各種10枚限定で販売される。価格は5ドルで、支払いは暗号通貨XETAで行われる。リアル「企業コラボ®Tシャツ」は26日より順次発売。19社28柄が展開され、価格は本体1580円。
23年2月に行われた第1弾「企業コラボ®Tシャツ」NFT販売では、10社16柄が数時間で完売した。参画企業にはカルビー株式会社や株式会社リクルートなどが名を連ねた。
XANAとは?
日本初のメタバース企業NOBORDERZが開発したWeb3プラットフォーム「XANA」では、デジタルアイテムの所有権売買や収益化が可能。これまでウルトラマンや鉄腕アトムといったキャラクター、木梨憲武、手越祐也ら芸能人、フジテレビ、JTBなどの企業とも提携した実績がある。これらのパートナーとともに、メタバース内で多彩なコンテンツやサービスを展開する。同プラットフォーム上ではガバナンストークン「XETA」とユーティリティートークン「ALIA」を採用。XETAは運営投票権や収益分配権を、ALIAはメタバース内取引に使用される。
NFT×ファッションの可能性
コインゲッコーの15日のレポートによれば、世界トップ50のファッションブランドのうち21ブランド(42%)がNFT事業に参入。そのうち9ブランドは1つのNFTコレクションのみ、6ブランドは2つのNFTコレクションを持つ。しかし、これらのNFTコレクションの多くはマーケティング活動に比べて資源投資が少なく、認知度や影響力は限定的だ。同社はこの理由を、伝統的ファッションブランドがNFTに慎重で、現時点ではマーケティング戦略の重要な部分とは見なしていないことを示唆しているとした。
米著名ベンチャーキャピタルのa16zが12月に公開した24年の暗号資産市場予想レポートでは、NFTはデジタルブランド資産としての地位を確立し、幅広い企業やコミュニティにおいて一般的な存在になると見ている。同社はNFTは顧客のアイデンティティやコミュニティの結びつきを強化し、物理的商品とデジタル表現の橋渡しをする手段としても有効であると主張した。
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