XRP価格チャートで弱気パターン出現、きょうは強気派が下値を守るも急落懸念
この下値防衛は、この水準で支えられると見る確信買いに支えられている。オンチェーンデータは、この下値支持が想定よりも薄いことを示唆する。
XRP、12時間足で弱気パターン形成
XRPの12時間足チャートでは、ヘッドアンドショルダー(上値反転型の弱気パターン)が出現している。
このパターンは、安値を結んだ上昇支持線(ネックライン)上にある。この水準を明確に下抜ければ反転が確定し、下落基調が強まる。現時点で強気派がこの線を守り、XRP価格はきょうわずかに上で推移している。しかし、維持されているだけで完全に崩れていないため、パターン自体は依然弱気のまま。ターゲットは0.96ドルで、1ドル割れの警戒感を示す。
なぜこの水準で買いが入るのか。その答えはオンチェーンの保有者データにある。
長期保有層が買い下がり、下値支持に賭ける
買い手は短期トレーダーではない。XRPホドラー純ポジション変化は、155日以上保有している最も粘り強い層の動向を示す。保有増減を示し、6月19日の約2億5895万XRPから、6月21日には約2億6425万XRPに増えた。約2%の小幅増。
このように長期保有者は下値拾いを進めており、市場センチメントがやや改善した可能性もある。彼らはネックライン付近を強固な支持帯と捉え防衛姿勢を取る。ただし、その確信とは裏腹にコストベースのデータは異なる状況を示す。
想定以上に薄い下値支持
コストベース分布のヒートマップは、現保有分の最終取得価格帯を示し、真の支持・抵抗線がどこにあるかを特定できる。現在値付近では、約5620万XRPが最後に取得された。このクラスターが、今まさに保有者が守る水準である。
だがこのすぐ下は、支持が急速に薄くなる。1.10ドル~1.11ドルの帯域には約2460万XRPしかなく、上のクラスターの半分以下。したがって現行水準を割り込むと、下支えできる買い手が激減する。
保有者が信頼するXRPの支持線は、実際には想像以上に薄く、パターンも既に下落基調。この水準こそが真価を問われる試金石となる。
重要なXRP価格水準と今後の焦点
XRPは現在1.13ドル付近で取引され、0.618フィボナッチ水準(1.14ドル)を下回る。ネックラインの支持線はそれよりわずかに下だが、1.10ドル(0.786水準)以上にある。
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この1.10ドルのラインが重要分岐であり、コストベースデータでもここを守る供給は限定的。12時間足でネックラインと1.10ドルを明確に割れば、次は1.04ドル、その下は0.96ドルまで視野に入り、ネックラインからおよそ14.5%の下落幅となる。さらにその下では0.89ドルが焦点となる。
強気な展開には、1.14ドル、ついで1.17ドルの明確な回復が必要。この水準を超えれば、右肩否定が確定する。1.29ドル(ヘッド)を上抜けて初めて、弱気なXRP価格予想を完全に打ち消す。現状では、1.10ドルが下支えと0.96ドルへの下落を分ける分岐点。









