LINEヤフーは7日、Q&Aサービス「Yahoo!知恵袋」にOpenAIのGPT-4を搭載し、AI回答機能サービス(テスト版)を開始した。本格的なサービス展開は11月中に行う。
同社はAIの導入により、「回答がつかない質問」の解決を試みる。テスト版はウェブ版・アンドロイド・iOSの全てに対応。テスト版では「悩み相談」または「歴史」カテゴリの質問でのAI回答が利用可能となる。同社はAI回答機能に関して、あくまで補助的な位置づけとしている。
対応言語は日本語のみで、AIが生成した回答に対して返信を行うことは不可。投稿された質問データはOpenAIの学習データとして提供されない。8日現時点では、画像がついた質問、複数のカテゴリが選択された質問は回答が不可となっている。OpenAIはGPT4の学習データを23年4月までに更新したが、同テスト版では21年9月までのデータに基づく。
OpenAIは7日、同社初の開発者会議「DevDay」を開催。同会議で同社は「GPT4」の改良モデル「GPT-4 Turbo」、新たなマルチモーダル機能などのさまざまな新機能が発表された。
AIの台頭で変わりゆくネットブラウジングの在り方
生成系AIの台頭により、ネットブラウジングの在り方に変革が起きている。グーグルは8月、オンラインでの情報検索の方法を改善を目的とし、生成系AIを統合した検索エンジン「Search Generative Experience」(SGE)の日本語版の試験運用を開始。SGEではAIを駆使して文脈に合った情報概要や推奨内容をユーザーに提供する。情報がどのサイトから来たのかも確認が可能だ。
ChatGPTの有料プランではインターネット検索機能「Browse with Bing」を提供。ニーズに合わせた回答を提供する。OpenAIが7日に発表したカスタムAIサービス「GPTs」では、コーディングの専門知識を必要とせず、日常生活や特定の業務に合わせたAIの独自のサポートが提供される。金融大手ゴールドマン・サックスが3月に発表したレポートによれば、日本がAIを本格導入した場合、日本人の全体業務の25%が自動化される。これは世界で3番目に高い水準だ。
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