ウェドブッシュ証券のダン・アイブス常務取締役は、人工知能(AI)関連投資の構築フェーズはまだ初期段階であるとの見解を示した。アイブス氏は木曜日に進行したテスラとアルファベット株の売りに反論した。
同氏はCNBCの「パワーランチ」に出演し、主張を述べた。両社はいずれも増収を記録したものの、投資家はAI関連設備投資の増加を理由に株を売った。
「進捗は全体の15%に過ぎない」
アイブス氏は、この下落はバリュエーション問題ではなくタイミングの問題だと指摘した。テスラ(TSLA)は木曜日に14.5%下落し、アルファベット(GOOGL)もほぼ7%下落した。アルファベット傘下グーグルのクラウド事業収益は82%増の248億ドルとなったにもかかわらず、である。アイブス氏は次のように語った:
「この競争はまさに軍拡競争であり、現時点では進捗は全体の15%に過ぎない」
同氏は、ハイパースケーラー企業の投資をラスベガス・ストリップの初期建設に例えた。まず建物が整備され、その後にリターンがもたらされたという。こうした考え方は、テクノロジー業界で広がるAIバブルへの懸念とは対照的である。
忍耐力は薄れるも、失われてはいない
テスラについて、アイブス氏は投資家の忍耐が薄れつつあると述べた。AI構想や自動運転、Optimusロボティクスなどが短期間では成果を上げていない。テスラの設備投資増加について、同氏は「信念が問われる局面」であり、投資判断を撤回する理由ではないと語った。
アイブス氏はまた、イーロン・マスク氏が統括するコーポレート構造についても見解を述べた。スペースXが将来的にテスラを買収する確率は80%以上と予測し、市場より先行しているとした。カリシ社の予測市場では、2028年までに両社が合併する確率は約69%とされている。
同日夜にインテルが決算を発表した。アイブス氏の見立ては、来週の大手IT企業決算に向けた試金石でもある。投資家は、同氏の「序盤戦」論が正しいのか、市場の懐疑的な見方が勝るのか、近く明らかになる見通し。









