トラスティッド

MS、L1ブロックチェーンAptosと提携|AIチャットボットをローンチへ

4分
投稿者 Shota Oba
編集 Shigeki Mori

テック大手のMicrosoft(マイクロソフト)は9日、レイヤー1ブロックチェーンのAptos(APTOS)の開発元のAptos Labsと提携し、AIチャットボット「Aptos Assistant」をローンチする。ブロックチェーンへの参入障壁を減らすことが目的。

チャットボットは、マイクロソフトのAzure OpenAIサービスによって運営される。Azure OpenAI Serviceは、Microsoft Azure上で提供されるサービス。OpenAIが開発した「ChatGPT」などのAIモデルを安全な環境で利用が可能だ。

同製品を通して、両社はAptos Assistant提供することで、ウォレット作成や通貨の交換などの障壁を克服し、一般のユーザーや組織に向けてWeb3への「オンボード」をシームレスに行うことを目指す。加えて、分散型アプリケーション(DApps)やスマートコントラクトを構築する開発者も支援する。

同提携では、AptosとMicrosoftが、金融サービス企業らの資産トークン化や支払い、CBDCなどの分野においても模索することで合意。AptosはマイクロソフトのAzure上でノードを実行し、Aptosのセキュリティ強化も図っていく。

AI・新興技術のジェネラルマネージャーラシュミ・ミスラ氏は、「AIとブロックチェーンの組み合わせが変革的なユースケースを生み出す可能性がある。Microsoft AzureとAptos Labsの技術融合により、Web3へのシームレスなオンボードを目指す」と語った。マイクロソフトは7月、日本政府にもChatGPT最新版のサービスの提供をすると表明していた

Web3への参入障壁の高さを懸念し、AIチャットボットを導入する企業は増えている。暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスは4月、「Sensei」アプリを立ち上げ、5月にはソラナ(SOL)がChatGPTプラグインを導入。6月にはアバランチ(AVAX)の開発元Ava Labsが、OpenAIのChatGPTを使用したAIチャットボット「Ava GPT」のベータ版をローンチしていた。

Aptosとは?

Aptosはプルーフオブステーク(PoS)を採用したレイヤー1ブロックチェーンで、かつてMeta社が手掛けていたDiemプロジェクトのメンバーを中心に設立。スマートコントラクトプログラミング言語としてRustベースの「Move」を採用。22年3月に2億ドルを調達し、これまでに400億円以上の資金を集めている。AptosのPoSブロックチェーンは、毎秒15万を超える取引スループットを達成できる性能を有する。

暗号資産トラッキングサイトのコインマーケットキャップによれば、現在のAPTOSの価格は7.31ドルで前日比9.26%増。24時間の取引量は787%増加し取引量ランキングは第8位に。同通貨の時価総額ランキングは第34位となっている。

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国際関係の大学在籍中に国内ブロックチェーンメディアでのインターンを経て、2つの海外暗号資産取引所にてインターントレーニング生として従事。現在は、ジャーナリストとしてテクニカル、ファンダメンタル分析を問わずに日本暗号資産市場を中心に分析を行う。暗号資産取引は2021年より行っており、経済・社会情勢にも興味を持つ。
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