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Astar Network、レイヤー2「Astar zkEVM」のメインネットをローンチ

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著者:
Shota Oba

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編集:
Shigeki Mori

06日 3月 2024年 20:00 JST
Trusted-確かな情報源
  • 日本発のパブリックブロックチェーンAstar Network(ASTR)は、イーサリアム(ETH)スケーリングソリューションである「Astar zkEVM」のメインネットをローンチした
  • Astar zkEVMはポリゴンラボのPolygon CDK(Chain Development Kit)を利用し、主要機能をすべて用いてローンチする世界初のプロジェクトとなる
  • Astar zkEVMはこれまで、博報堂やJALの「KOKYO NFT」、デロイトトーマツ、秋元康氏のアイドルプロジェクト「YOAKE」など、様々な分野での採用が発表されている
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日本発のパブリックブロックチェーンAstar Network(ASTR)は6日、イーサリアム(ETH)スケーリングソリューションである「Astar zkEVM」のメインネットをローンチした。同技術はイーサリアムの高セキュリティと開発環境を継承しつつ、高速処理と低コストを実現する。

Astar zkEVMは、ゼロ知識証明技術を用い、イーサリアムと比較して98%の大幅なガス代削減を可能にし、暗号資産・NFTの支払いなどの拡張ツールを提供する。イーサリアム仮想マシン(EVM)等価性を持ち、既存のスマートコントラクトやツール、ウォレットとの互換性がある。Astar zkEVMはポリゴンラボ(MATIC)が開発したゼロ知識証明技術を活用したチェーン開発キットPolygon CDK(Chain Development Kit)を利用し、主要機能をすべて用いてローンチする世界初のプロジェクトとなる。ガスレストランザクションやソーシャルログインなどのツールを統合し、高いUXを実現するアプリケーションの開発環境を整備している。

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同社は多くの企業やプロジェクトがAstar zkEVMを採用し、日本国内でのブロックチェーン利用を容易にすることを目指している。Astar zkEVMはこれまで、博報堂やJALの「KOKYO NFT」デロイトトーマツ、秋元康氏のアイドルプロジェクト「YOAKE」など、様々な分野での採用が発表されている。

【用語解説】

  • ゼロ知識証明:取引内容自体は公開することなく、取引が正当であることを証明することができる暗号学的手法の1つ。これにより、個人情報や取引内容が明かされることなく、プライバシーを保護することができ、高速データ処理も可能となる
  • Polygon CDK:ゼロ知識証明に基づくのレイヤー2を立ち上げるためのモジュラーでオープンソースのツールキット

ポリゴンのAggLayerに完全統合された初のプロジェクト

Astar zkEVMは、Polygon CDKのAggLayerと連携する。AggLayerは異なるレイヤー2間の流動性の断絶やチェーン間の交流の問題を解決し、Astar zkEVMにより大きな流動性と相互運用性を提供。ローンチ前テストネットでは50以上のプロジェクトがデプロイされ、コミュニティからのフィードバックを基に準備が整えられた。

ローンチを記念し、Astar zkEVMとエコシステムを体験する「Yoki Origins」キャンペーンが3月7日から開催される。Yoki Originsは妖怪をモチーフとしたオリジナルキャラクターであるYokiを集め、育てていくキャンペーンであり、その中でAstar zkEVMの高いUXやエコシステムとなるプロジェクトを体験できる。

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