米暗号資産(仮想通貨)投資運用大手ギャラクシー・デジタルのマイケル・ノヴォグラッツ創設者兼CEOは18日、CNBCの経済番組Squawk Boxに出演し、「現物型ビットコインETFは年内にも米証券取引委員会(SEC)に承認されるだろう」と自身の見解を示した。
ノヴォクラッツ氏はビットコイン(BTC)強気派としても知られる。同氏率いるギャラクシー・デジタルは現在、投資運用会社インベスコと連携して「Invesco Galaxy Bitcoin ETF」を申請中。SECは9月末、同ETFを含め審査中だった7種類の現物型ビットコインETFについて、2回目の判断延期を決定していた。
ノヴォクラッツ氏は同インタビューで、米暗号資産ファンド大手グレイスケールが8月、SECとの裁判に勝訴した件について「画期的な勝利だった」と言及。グレイスケールは2022年6月、店頭取引(OTC)商品のグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)に関し、現物型ビットコインETFに転換する申請を米SECに対し提出した。しかし、SECは「詐欺や操縦行為を防ぐように設計されていない」として申請を却下。裁判所は8月末、グレイスケールが承認済みのビットコイン先物ETFと同等の商品だという「十分な証拠」を出しているとし、SECに対して再審査するよう命じた。SECはこの判決について、裁判所に控訴をしない見通しであることが明らかとなっている。
ビットコイン価格は現在、前日比2.1%増の2万8792ドル。16日夜にはSECが資産運用最大手ブラックロックのビットコインETFを承認したとの情報が錯綜し、市場は混乱。ビットコインは一時3万ドルを上回った。
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