Bitwiseは主力上場投資信託(ETF)であるBitwise 10 Crypto Index ETF(BITW)から、ポルカドット(DOT)とアバランチ(AVAX)を除外した。新たにハイパーリキッド(HYPE)とステラ(XLM)を月例リバランスで追加した。
BITWは暗号資産版の株価指数型ファンドのように機能する。時価総額で上位10種の適格コインを自動的に組み入れ、投資家はHYPEやXLMを直接購入せずにエクスポージャーを得られる仕組み。
ハイパーリキッドとステラがBitwise 10 Crypto Index ETFに組み入れられた理由
Bitwiseのリバランス結果によると、HYPEの組入比率は0.93%、XLMは0.38%。これによりHYPEはファンド内でビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、バイナンスコイン(BNB)に次ぐ5位となり、カルダノ(ADA)、チェーンリンク(LINK)、ライトコイン(LTC)、スイ(SUI)を上回る。ビットコインの構成比は依然として77.54%を占める。
ハイパーリキッドは規模によって選ばれた。BeInCrypto Marketsのデータによると、このトークンの時価総額は約150億ドルに達し、全暗号資産の中で10位。HYPEの価格は約67.92ドルで推移しており、6月16日に記録した過去最高値76.70ドルから数週間が経過している。
プロジェクトは、暗号資産デリバティブの一種で人気の永久先物取引の支配的な分散型取引所(DEX)を運営。パーペチュアルDEX競争で大きなリードを保っている。
ステラは全体で18位だが、Bitwiseの適格基準により組入対象となった。
DOTとAVAXの除外の意味
除外はランキングによるもので、プロジェクト自体の評価ではない。両トークンは2021年のブルランを牽引した。DOTは2021年11月に54.98ドルの最高値を記録したが、現在は約0.83ドルで推移し、98%下落して53位。AVAXも同月に144ドルを付けたが、その後95%下落し、6.76ドル、32位となった。
ネットワークのオンチェーン上では何も失わない。ステーキングも開発も支払いも影響を受けない。両銘柄は2025年12月のNYSE ArcaでのBITWデビュー時に組み入れられており、およそ6か月間維持された。
ハイパーリキッドは組み入れを維持できるか
直近では維持の公算が大きい。HYPEの時価総額150億ドルは、DOTの10倍、AVAXの5倍であり、ステラの62億ドルの2倍強。競合が地位を逆転するには、大差を埋める必要がある。
資金流入の動向も追い風だ。直近の暗号資産ETFの資金フローでは、HYPE関連商品への新規資金が流入する一方、ビットコイン系ファンドは流出超。Bitwiseはハイパーリキッド現物ETF「BHYP」も展開している。
最大供給量10億枚のうち流通しているのは約22%のみで、完全希薄化後の価値は約640億ドルと、現在の時価総額の4倍強。この点が最大のリスクとなる。
BeInCryptoのハイパーリキッド価格見通しでもスケジュール化された供給解除(ロック解除)が重要なリスクと指摘。追加発行は価格下押し要因となる可能性がある。
DOTが初期組み入れから53位に下落したことは、順位の変動がいかに速いかを示す。一方で、HYPEは需要が解除スケジュールを上回る限り、BITWの小型銘柄の中で最強の地位を維持するとみられる。









